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【竹島には使わないよ】 独島狙う日本版海兵隊「陸上自衛隊水陸機動団」~これに対する備えが必要
[キム・テヨン軍事評論家]「日本版海兵隊」と言われる日本陸上自衛隊西部方面隊所属の水陸機動団は陸上総隊すなわち私たちの野戦軍級作戦司令部の直轄部隊として知られる。島嶼地域の奪還など日本自衛隊の中で唯一、上陸作戦を専門に遂行する部隊だ。
水陸機動団誕生の背景には中国がある。21世紀に入って中国の経済が発展し、中国軍は空母をはじめとする各種先端海上戦力を次から次へ導入している。これと共に2010年代に入り、中国は日本が尖閣諸島、中国が釣魚島と呼ぶ東シナ海南西部の島々に対する領有権を強く主張し、自国の海上警察と漁船を大挙近隣海域に航海させながら中日間に緊張が高まった。
これに加えて中国軍が日本の尖閣諸島に対する模擬上陸訓練を実施するにつれ、日本も南西諸島すなわち東シナ海の九州南側から台湾東側までのびる群島地域の防衛力強化のために島嶼奪還に特化した上陸部隊が必要になった。その結果、日本防衛省は2013年末、防衛概要を通じて水陸機動団の創設に初めて言及し、2017年3月27日、水陸機動準備隊と水陸機動教育隊を作って本格的な部隊編成に入った。
1年後の2018年3月27日、日本陸上自衛隊西部方面隊直轄部隊である西部方面普通科(歩兵)連隊を第1水陸機動連隊に脱皮させ、ここに1個連隊を補強して2000人余り規模の水陸機動団を完成する。また、2019年、日本防衛省の中期防衛力整備計画により2023年まで1個連隊を水陸機動団に追加規模部隊を3個連隊3000人規模に増やす予定だ。これと共に水陸機動団のために2017年まで上陸作戦に必須な米製AAV7A1 RAM/RS水陸両用差すなわち上陸突撃装甲車58台を持つ。ここには指揮および整備車両が含まれる。
(中略)
水陸機動団は中国軍の南西諸島上陸に備えるという目的で創設されたが、有事の際、独島(ドクト、日本名:竹島)を狙うこともできてこれに対する備えが必要な状況だ。
ヤンナッキュ軍事専門記者
アジア経済(韓国語)
https://www.asiae.co.kr/article/2021022608170674473