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『プラダを着た悪魔2』公開直前に“アジア人描写”で炎上――日本・韓国で批判殺到
『プラダを着た悪魔2』アジア系キャラの描写に批判集中――炎上の背景とは
この新映像には、アン・ハサウェイ演じるアンディと新任アシスタントのジン・チャオとの会話が収められている。ジンは自身の経歴を説明し、「もし私でなくても構いません。他の方と面接していただいても結構です」とアンディに語る。
ジンは眼鏡をかけ、実用性重視の服を選んでおり、ハイファッションに身を包む同僚たちと比べるとやや場違いに映る。こうした「典型的なアジア人のイメージ」を思わせる設定がアジア人差別にあたるとして、SNSでは日本、韓国、中国、香港などのユーザーを中心として批判が続出した。
日本・韓国のSNSで議論拡大「アジア人の古いイメージの押し付け」
この映像は2,600万回以上(本記事公開時点)再生されている。批判の内容は多岐にわたるが、特に多いのは「服装やぎこちない振る舞い、そして“ガリ勉”というイメージは、ハリウッドが長年アジア人に押し付けてきたステレオタイプそのもの」という意見だ。
あるユーザーは、「ジン・チャオ」というキャラクター名が、人種差別的な蔑称「チン・チョン」を連想させると指摘している。
この映像は特に日本で拡散され、批判が集まった。ある日本人ユーザーは「ここまでのプロモーションは本当に良かったのに、公開直前に露骨なアジア人差別を見せつけてくるなんて」と発信し、5万件に迫る“いいね”が付けられている。
別の日本人ユーザーは、「アジア人の描き方が露骨すぎる。最近までニューヨークに住んでいたけど、今時あんな若いアジア人はほとんど見かけない。みんな綺麗でカッコよく働いている。観る気が失せる」と投稿した。
韓国のユーザーからは、「東アジアの人々が強く反発しているのに対し、欧米の一部の人々は“過敏すぎるスノーフレーク”(「繊細な人」を指すスラング)と切り捨てている。これ以上ないほど皮肉だ」という声も上がっている。
韓国系アメリカ人の映画監督ジョセフ・カーンもこの件に言及し、「日本のXでこのキャラクターをめぐる大きな議論が起きている。多くの人は彼女を“マンガ的”だと感じているが、実際その通りだ。ただし、それはアジア人全体というより、典型的なZ世代の“多様性の表れ”だと思う」と投稿した。
一方で、カーンは「彼女の衣装は、ファッション映画の中ではむしろクチュール的なものだ。眼鏡やヘアクリップも今のトレンドに合っている」と、ジンの描写にも理解を示している。
この“炎上”が広まった背景には、Xの仕様変更も影響している。自動翻訳機能の導入により、ジン・チャオを批判する投稿は、欧米を含む幅広い層へと拡散された。こうした反発の動きは、日本や韓国、中国の新聞でも取り上げられた。
『プラダを着た悪魔2』は5月1日(金)に日米同時公開される。公開まであと約1週間に迫っているが、今回の炎上がアジア地域での評価や興行収入にどう影響するのか、注目が集まっている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b328979135f1118e03868ab8d145b074dcdd1b






