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阪神・栄枝、D1森木よ俺が受けてやる!高知中学&高校の先輩が全面サポート、年末年始は地元で自主トレ
森木よ、俺についてこい! 阪神・栄枝裕貴捕手(23)が17日、西宮市の西宮浜義務教育学校を「ゲストティーチャー」として訪問し、約250人の子供たちと交流した。年末年始に地元・高知で高知中、高校の5学年下の後輩であるドラフト1位・森木大智投手(18)と自主トレをする予定で、先輩として全面サポートすることを約束した。
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黒潮香る土佐で若虎の2022年が始まるぜよ! 栄枝は年末年始に高知中、高の後輩であるD1位・森木とトレーニングすることを明かした。
「高知で一緒に練習しようという話になっています。キャッチボールとか。彼が投げたいなら、受けてやりたいと思う」
高知高から立命大を経て21年D4位で入団した栄枝にとって、森木は5学年下にあたる。以前から面識があり、合同で自主トレをすることに。「先輩の捕手として『こうしたらいいよ』とか、自分が引っ張っていけるようにしたい」。もちろん、全力でリードする構えだ。
栄枝自身、1年目の今季は分からないことだらけだった。2月の沖縄・宜野座での春季キャンプでは同じポジションの梅野らからアドバイスをもらうなど、勉強の日々を過ごした。「右も左も分からない状態でいろんなことを教えてもらった」と振り返り、来年は先輩として「そういう新人の負担を減らしていけたら」という思いがある。
この日はゲストティーチャーとして小学校で野球などを通じて子供たちと交流。「楽しかったし、元気をもらえた」と振り返ったが、一つ気になることもあった。「子供たちに名前を覚えてもらえなかった。もっと活躍しないといけない」。今季は10月に1軍初昇格も出場機会はなし。2度の骨折も響いた。ファームでは47試合に出場し、丁寧かつ大胆なリードと勝負強い打撃で、平田2軍監督から高く評価された逸材。原口が野手登録となる来季は、1軍での出番を増やしたい。
「1軍にいないと覚えてもらえない。そこを目標にやっていきたい」
現在はけが再発防止のため、柔軟性を高めるトレーニングをしながら鳴尾浜でリハビリを続けている。〝いごっそう(高知の言葉で『快男児』の意味)魂〟で、森木とともに虎の看板選手へと成長する。(織原祥平)