あわせて読みたい
太田光が今のテレビ業界を憂う「テレビの視聴者は50代以上、ターゲットにしたいのは若年層」「テレビが幼稚になっていると感じている」
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1728038923/
2024.10.4
テレビの視聴率の指標がここ5~6年でガラッと変わったんですよ。
今はコア視聴率という“ファミリー層”の個人視聴率が重視されて、これには50代以降の視聴者の動向が反映されないんです。今のテレビって、若者に見てもらわなければ評価をしてもらえない時代なんだよね。だからオレ自身もテレビ局の求めているターゲットに入っていないし、週刊誌の読者の多くもテレビには相手にされていないわけです(笑)。このことで、テレビの作り方が今までと大きく変わりました。
現実的には高齢化社会で、むしろ50代以上が多くて、そこがテレビの視聴者でもあるわけですよね。一方で、若い世代はテレビなんて見ないで、ネットを見るわけです。なのに、テレビ局が求めて、ターゲットにしたいのは若年層。そんな矛盾をかかえる中で、どんな番組を作っていくのが正解なのか、ジレンマだよね。
例えば若者は見ていないんだろうけど『笑点』って世帯視聴率の数字はいいんですよ。ただ、日本テレビも全体としては若者層をターゲットにする方向ですから、今の指標では評価はされていないのかもしれない。ただ、あの番組が時代の流れにあらがって、頑張っていることは間違いないと思います。
(中略)
もちろん、テレビ局が若者を狙いたいって考える、その気持ちは分かるけど、それと若者向けだと思い込んで、幼稚な番組を作ることとは違うはず。言葉は悪いけど、オレはテレビが幼稚になっていると感じてもいる。
それってテレビの将来にとってどうなんだろうって、自分で自分の首を絞めることになってしまうんじゃないかって、最近は毎日、考えますね。
なので、我々が時代を受け入れて理解して、どんな番組を作っていくべきなのか、正解にたどり着くには、まだ時間がかかると思う。逆にオレが小さい頃に夢中になっていた『シャボン玉ホリデー』みたいな、コント、歌、トークを交えた古き良き番組って、今の若い世代って見たことないだろうし、知らないだろうから、楽しんでもらえるんじゃないかなって思うんだよね。三谷幸喜さんが『刑事コロンボ』を知らない若い子たちを騙して、『古畑任三郎』をヒットさせたようにね。まあ、あそこまであからさまじゃなくてもいいけど(笑)。
続き・全文はソースをご覧ください