野村哲也氏「キングダムハーツの設定は現場も自分以外理解してない、4で完結に向かう」

野村哲也氏「キングダムハーツの設定は現場も自分以外理解してない、4で完結に向かう」

野村哲也氏「キングダムハーツの設定は現場も自分以外理解してない、4で完結に向かう」

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1: 名無しさん必死だな 警備員[Lv.15] 2024/09/19(木) 01:31:32.83 ID:K0N0nvWj0

https://youngjump.jp/yj45_interview/02/index3.html
――野村さんが手がける作品は設定が複雑なものも多いですが、これらはどのようにまとめて現場まで落とし込んでいるのでしょうか。

現場も完璧には理解していないと思います。収録で僕以外のスタッフが声優さんに設定やキャラクターの説明をする際に、
スタッフに「こういうことでいいですよね」と確認を取られ、「うん、違う」みたいなやりとりが起きたりもするので(笑)。
ただ、それは仕方なくて、キャラクターの描かれていない部分まで理解しているのは自分しかいないので、複雑なストーリーは僕一人で色々な方向に揺らぎながら考えています。
逆にスタッフたちからも、自分に対して疑問や指摘は積極的にしてもらうようにしています。
――今年はスマートフォン向けアプリタイトルの『キングダム ハーツ ミッシングリンク』のリリースも予定されています。アプリや携帯ゲーム機で重要な物語を展開することで、ストーリーについていけないプレイヤーが増えてしまうことに懸念はありますか。

あります(笑)。なので、コンシューマーの「キングダム ハーツ』シリーズより随分古い時間軸の話を展開しています。
けれど、皆さんが「今度発表されたの『キングダム ハーツ IV』だけど、実質「キングダムハーツ XIII』くらいだ」と言う通り、
(ナンバリングタイトル以外も)繋がりは当然ありますし、「キングダム ハーツ」をより深く楽しめるようになるとは思います。
ただ、今回は『キングダム ハーツ ミッシングリンク』『キングダム ハーツⅣ』共に、続編の側面より新作タイトルの側面を強くして作っています。
例えば新たな試みとして、シナリオに今まで「キングダム ハーツ」シリーズに関わったことのないスタッフに参加してもらっています。
最終的には自分が手を入れるんですけど、「キングダム ハーツ」を知らないライターがベースを起こしているという意味で、
やらないといけない作品という位置付けにはならないと自分の中では思ってはいます。
何せ、『キングダム ハーツ ミッシングリンク』は「空白の歴史」ですから、抜けていることも前提です。知っていれば濃く楽しめる、ということになります。

――漫画の長期タイトルに1巻から追いつくのはハードルが高いのと同様に、「キングダム ハーツ」シリーズもタイトル数が多いため、同じ課題がありそうです。 今後の新規ユーザーの獲得についてどう考えていますか。

教えていただきたい(笑)。前述通り、一応、自分の中では『ミッシングリンク』と『IV』はリセットのつもりではあります。
『III』までで一旦終わりというか、リセットする気持ちがあったので、新規のライターを立てたり、これから新たに入りやすいようにという気持ちを込めてロゴまで新調したりしています。
――20年越しに伏線が回収されるというわけですね。
最後の質問です。今、野村さんの中で「キングダム ハーツ」シリーズ完結の未来は見えていますか。

夢のない話をすると、いよいよ僕も定年まで数年しかなく、もう定年が先か完結が先かみたいなことになってはいます(笑)。
ただ、今作っている『キングダム ハーツ IV』は、完結に向かう物語というつもりで作っています。


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