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シンガポールで日本人初の「鞭打ち刑」判決!ルームシェアの女性が語る、怯える男性受刑者の胸中・・・
「日本人が多く住んでいるマンションでシェアハウスをしていた時に、Aさんも住人の1人でした。ほかにも、関西の大学に通っていた日本人男性、寿司屋を経営している日本人男性、韓国人の男性らがいました。真ん中がリビングのような共同スペースになっていて、あとは小部屋が6つ。シェアハウスと言っても住人同士の交流はあまりなく、挨拶くらいです。
Aさんとは同じ日本人だったのでたまに世間話をすることもありました。気さくで話しやすい人でした。当時、私は広告系企業のインターンシップのために現地に渡った大学生で、20歳でした。33歳だったAさんから『俺の元カノと同じくらいの年齢だね』と言われ、『ずいぶん年下の人とお付き合いしていたんだな』と思ったのを覚えています」
「鞭打ちになる。本当に怖い」
Bさんは事件が発覚した時のことをこう振り返る。
「事件があったのは朝方だったと聞いています。その時、私は熟睡していて、Aさんが女子大生を部屋に連れ込んで卑劣な行為に及んでいるとは知りませんでした。翌日買い物から帰ってくると、体の大きい警察官が数人いて、Aさんの部屋から洋服などを押収していました。警察官に『何があったの?』と聞いても『大丈夫だからね』としか教えてくれませんでした。そのときは何が起きたのか分かりませんでしたが、ただごとではないことは張り詰めた空気から感じ取れました。
後日、マンションのオーナーの口から、Aさんがレイプ事件を起こして警察沙汰になったことを聞きました。『その女の子と自分は同意の上だった。あの女の子は出稼ぎ外国人で、ビザ目当てで自分にハニートラップを仕掛けてきたのかもしれない』といった内容を聞いたことも覚えています。
日本人好きだったオーナーはAさんの言葉を信じて、弁護士を紹介したり、破格でそのまま部屋に住まわせてあげたり、全面的にサポートしていました。私も何があったのかAさんに事情を聞きに行くと『女の子にハニートラップをかけられて騙された。このまま性犯罪ってことになると鞭打ちになる。本当に怖い』と鞭打ちの刑に処されるのを不安がっていました」
事件後、国外へ出られないA被告は、シンガポールで美容師として仕事を続けていたという。
「事件があった後も、Aさんは『ONE OK ROCK』のTakaに自身が似ているからと、本名ではなく『タカ』という名前を使って美容師を続けていたそうです。私もAさんの弁明の必死さから『Aさんは本当に冤罪なんだ』と信じていました。そのまま2~3週間ほどAさんとシェアハウスを続けていましたが、今になって自分と同じくらいの歳の女の子が被害にあっていたんだと思うと、少し怖くなりますね」(Bさん)
失神するほどの痛みを伴う
今回の事件でA受刑者の弁護を担当していた弁護士の三好健洋氏が語る。
「A氏は、深夜クラブ街に友人男性と2人で遊びに行っており、そこで女性2人組と出会ったと話しています。話し込むうちに、そのうちの1人の女性がA氏に『コンドームは持っているか。家に行ってもいいか』と聞いたため、A氏は同意し、その時点で性行為の合意が取れたと思い、そのままその女性を家まで招き入れた。しかし、女性はその時点でかなりお酒が回り酩酊した状態だったため、いざ行為に及んだときに目が覚め、A氏に抵抗したがA氏は同意がある認識であったため、そのまま行為に及んでしまったと話しています。行為中に撮影された動画も拝見した上で、客観的には、たしかに女性は抵抗する言動をとっていた。裁判所側はその動画を証拠として、一定の減刑をした上で今回の判決を下しました」
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(出典 www.news-postseven.com)