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中日は守護神ライデル・マルティネスを引き留められるか 本人はチーム愛を示すも…
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1724331944/
マルティネスは今季が2021年シーズン終了後に結んだ3年契約の最終年。すでに残留交渉がスタートしているというが、NPB最強のクローザーとしての立場を確立しただけに、納得するような金額が提示されなければ他球団に移籍するという声も聞かれる。
中日の加藤宏幸球団本部長兼編成担当は「球団として誠意をみせていくだけです」(中日スポーツ/7月19日付け)と語っているが、果たして低迷するチームは“替えの利かない”クローザーを引き留めることはできるのだろうか……。
マルティネスは2017年にキューバ政府から育成選手として派遣され早くも8年目。21歳で迎えた来日2年目から試合に出場し、3年目の2020年からクローザーに定着すると、2022年にはリーグ最多の39セーブを挙げタイトルを獲得した。昨年もタイトルこそなかったものの、48試合に登板して32セーブ、9ホールド、防御率0.39とケタ違いの成績をマークしている。
今季もここまで49試合に登板してリーグトップの33セーブ、7ホールド、防御率1.15と抜群の安定感を披露。年齢も今年10月に28歳と、これから数シーズンは全盛期ともいえるピッチングを見せてくれそうだ。
「来日当初は細かった体も別人のように逞しくなり、球威、制球力が飛躍的に向上した。NPBで多くの経験を積んだことで、メンタルも強化され野球IQも高まった。安定感抜群の右腕はどの球団も欲しいような投手に成長した」(中日OB)
助っ人とはいえ、若い時期から中日でプレーするマルティネスは今や様々な意味でチームに“欠かせない”選手。是が非でも残留してもらいたいという意見が目立つ。
「真面目な性格で練習も手を抜くことがない。中南米出身プレイヤー特有の気分の波も少なく、常に穏やかな雰囲気を漂わせている。グラウンド内での実績も素晴らしく、野球に取り組む姿勢などは若手選手の手本にもなっている」(中日関係者)
ファンも含め残留を望む声は多いが球団とマルティネスも“相思相愛”のように見える。今年5月にCBCテレビの中日ドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」ではマルティネスが特集され、メジャー挑戦について問われた際に「本当のことをいうけど、僕はドラゴンズにいたい」と中日愛を語っている。
キューバ出身のマルティネスはメジャーでも大型契約を提示されるだけの実力はあるが、米国でプレーするには亡命という道を選ばなければならない。それならば慣れ親しんだ環境の中日でプレーしたいという思いも強いのだろう。とはいえ、中日でともにプレーした同じキューバ出身の右腕ジャリエル・ロドリゲスは2023年に亡命し、今年2月にブルージェイズと5年総額3200万ドル(約46億7000万円)という契約を手にしている。
いまだにキューバ政府からの派遣という形であり、自分の意志だけでチームを選べないという事情もある。今後については「金額」というのも大事になってきそうだ。
「(NPB球団の)どこでプレーするにしても大型契約になるのは明白。基準となるのがソフトバンクの守護神ロベルト・オスナと左腕リバン・モイネロになるはず。2投手とも4年総額40億円規模の契約を結んだ。中日がここまでの金額を用意できるかがキモになるのではないでしょうか」(スポーツマネージメント会社関係者)
「中日は資金力がない球団というイメージのある時期もあったが球団経営は好調。本拠地試合の観客動員やグッズの売れ行きが大きく伸びている。親会社・中日新聞社も新本社ビルを活用しての不動産事業が順調と言われる。必要な選手には積極的な投資を行うはず」(在京テレビ局スポーツ担当)
2021年オフには助っ人のダヤン・ビシエドと総額1000万ドル(当時のレートで約11億3000万円)の3年契約を結んでいる。契約最終年となる今季のビシエドは二軍暮らしが長くなってしまっているが、契約当時は「絶対に必要な選手」と判断。お金を惜しまない姿勢を見せている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0714aca2b2d8894e7592133c3b8ddb475e594b50
8/22(木) AERA dot.
「中日は投打ともに若手が育ちつつあり、今は苦戦しているとはいえ数年後の優勝争いを狙える戦力はそろってきている印象を受ける。マルティネスの存在は必要不可欠で編成部の手腕が問われる。絶対に契約して欲しい」(中日OB)
長らく低迷が続く中日だが、その中でマルティネスは数少ない球団の光だった。そして、これから若手を中心に勝てるチームに生まれ変わろうとしている状況の中、試合を締める男としてチームに必要なのは間違いない。獲得競争が過熱し、「お金」の部分での戦いとなれば中日は分が悪そうではあるが、関係者、ファンは“最強クローザー”が来季もチームでプレーすることを望んでいる。最終的には加藤球団本部長兼編成担当が語っていた「誠意」も重要なファクターとなるかもしれない。
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