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パドレス・ダルビッシュ有 大谷不在のド軍相手に5回まで1安打無失点 5回2死で完全投球途切れるも日米通算199勝目権利
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スポニチアネックス
<パドレス・ドジャース>初回、ベッツ(手前)を打ち取るパドレス・ダルビッシュ(撮影・光山 貴大)
◇ナ・リーグ パドレス―ドジャース(2024年5月12日 サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手(37)が12日(日本時間13日)、日米通算199勝目を懸けて本拠でのドジャース戦に先発。この日は母の日とあり、母の日仕様のピンク色のグラブ、靴紐でマウンドに上がった。5回2死まで続けていた完全投球は途切れたが、5回を1安打無失点、4奪三振で勝利投手の権利をつかんだ。
勝利投手の権利が懸かった3―0の5回は先頭のT・ヘルナンデスにフルカウントまで持ち込まれてこの試合初めて3ボールとなったが、最後は94.5マイル(約152.0キロ)速球で空振り三振。2死後にパヘスにフルカウントから四球を与えてこの試合初めて走者を背負うと、E・ヘルナンデスには初安打となる右前打を許して2死一、二塁のピンチを迎えた。それでも8番ロハスを中飛に打ち取り、5回を無失点で切り抜けた。
日米通じて初対決となった3月20日の開幕戦(韓国・ソウル)から今季ここまで2度の対戦で5打数1安打2三振だった大谷翔平とは今季3度目の対戦が予定されていたが、大谷が腰の張りを訴えたため欠場。注目の対決はお預けとなった。
大谷は先発メンバーから外れたが、初回は1番ベッツに対して94.5マイル(約152.0キロ)の速球で押し込んで二飛。2番フリーマンも95.9マイル(約154.3キロ)の速球で右飛、3番スミスは95.5マイル(約153.6キロ)で遊ゴロに打ち取った。初回は17先発連続で初回を無失点で切り抜けた。
打線はその裏の攻撃で2番タティス、3番クロネンワースが2者連続本塁打を放って2点を先制。タティスはこれが通算114本塁打で、カージナルスなどでプレーしたタティス・シニアの通算113本塁打を上回った。
2回も威力のある速球を軸にT・ヘルナンデス、マンシー、パヘスの3人を3者凡退に抑えた。3回はE・ヘルナンデスからこの試合初めての三振を奪うと、2死後にもバーンズから見逃し三振を奪った。4回もベッツ、フリーマン、スミスの上位打線をあっさりと3人で片付け、4回まで48球で完全投球を続けた。
前回登板となった6日の敵地でのカブス戦では、5回を投げ3度得点圏に走者を進められる苦しい内容。それでも粘りの投球で無失点でしのぎ、5回3安打無失点、5奪三振で今季2勝目、日米通算198勝目を挙げた。
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