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【辺真一】 第3次世界大戦は始まっている? 朝鮮半島は大丈夫か!?
「第3次世界大戦」については11月の大統領選でカムバックが噂されているトランプ前米大統領が
「狂人(ジョー・バイデン米大統領)のせいで『第3次世界大戦』が起きるかもしれない」と度々口にしており、ロシアのプーチン大統領も大統領選挙で5期目を確保した後、ロシア、米国、NATOによるウクライナへの直接的な軍事介入による紛争について「本格的な第3次世界大戦まであと一歩のところまで来ていることは明らかな事実である」と述べていた。
ー中略ー
同紙は関連データーとして国際NGOである国際危機グループ(ICG)が特定した今年最も注目すべき重要紛争(10件)を載せていたが、その10件は以下の通りである。
(1)ガザ地区戦争(イスラエルとパレスチナ武装勢力ハマスとの戦争)
(2)汎中東戦争(イランとイスラエルの相互本土攻撃、イスラエルと「抵抗枢軸」との軍事衝突)
(3)長期化するロシアによるウクライナへの全面侵攻
(4)ミャンマー軍事政権と反政府軍との内戦
(5)エチオピア内戦
(6)スーダン内戦
(7)西アフリカ・サハラ地域における軍事衝突
(8)ハイチ内戦の恐怖
(9)アゼルバイジャンとアルメニアの領土紛争
(10)米中の覇権争い。
幸いというか、不思議なことに朝鮮半島はこのリストには含まれていなかった。
しかし、同時に引用された紛争の危険にさらされている世界30の地域を1~3段階に区分した外交問題評議会(CFR)傘下の予防行動センター(CPA)の「2024年安全保障脅威優先調査結果」には朝鮮半島は昨年に引き続き、今年も計8つの地域からなる「レベル1リスク地域」に選定されていた。
「CPA」はその理由として北朝鮮の核・ミサイル開発を上げ、「北朝鮮が核兵器や長距離弾道ミサイルの開発・実験を進めれば、危機が悪化する可能性がある」と指摘し、「緊急事態が発生した場合、軍事条約の下で米国本土とその同盟国を直接脅かす可能性があり、その結果、米国の軍事的対応につながる可能性が高い」と分析していた。
筆者も韓国で政権が交代し、保守の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が発足した時点から「戦争勃発に向けて時計の針が動いた」とみているが、今年に入って、米国の専門家の間でも急速に朝鮮半島での軍事衝突、戦争の可能性が論じられ、また主要メディアでも取り上げられ始められている。朝鮮半島で軍事衝突が起きる要素は主に3つである。
第一に、南北首脳が「金政権を終末させる」、「尹政権を終焉させる」と好戦的発言を繰り返し、
軍事演習を強化していることである。
第二に、南北軍事合意が全面破棄され、NLL(北方限界線)が無効化され、朝鮮半島の安全ピンが外れたことである。
第三に、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を正常角度で太平洋に向け発射もしくは7度目の核実験があるかもしれないことである。
米国内で論じられている戦争勃発の可能性について韓国の多くの北朝鮮問題専門家は金正恩(キム・ジョンウン)政権は
政権の終末に繋がるリスクを冒すことはしないと口を揃え反論しているが、
筆者も含めて誰も紛争や戦争はあって欲しくないと願っている。
全文はソースから
4/27(土) 14:59
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/655374778720879b80340335cd9041b63140a01c