調査は、同カード会員のうち世帯年収2000万円以上の342人を対象として、2024年2月にインターネットで実施されました。
調査によると、年収2000万円以上の同カード会員の世帯年収は、「2000万円~3000万未満」(45.3%)が最も多く、4人に1人が年収5000万円以上という割合になりました。
さらに、「2024年の年収」については、全体の60.4%が「昨年より上がる見込み」と回答しており、前年比で「2倍以上、上がる見込み」との回答も4.6%に上りました。
次に、「直近1年で買った最も高いもの」を教えてもらったところ、「不動産」(15億円)が最高額に。次いで「一棟マンション」(7億円)、「マンション」(6億円)と不動産関連が上位を占めました。
項目別では多い順に「自家用車」(23.7%)、「時計」(14.0%)、「不動産」(5.0%)となり、投資価値のある買い物に高額を支払う傾向がうかがえました。
また、「趣味」に関して複数回答で答えてもらったところ、「国内旅行」(61.4%)、「グルメ」(48.8%)、「海外旅行」(45.6%)など旅行への回答が多くなったほか、「車/バイク」(44.4%)や「ゴルフ」(33.3%)といった回答もみられました。
さらに「健康のために普段からしていること(複数回答)」では、「睡眠時間を十分とるようにしている」(38.0%)や「定期的に人間ドックを受ける」(36.8%)、「食べ過ぎない(腹八分目)」といった回答が上位に挙がり、睡眠や食生活への意識が高いことが分かりました。
続けて、「好きなブランドの車」について複数回答可で聞いたところ、「メルセデスベンツ」(45.9%)が1位に。メルセデスベンツは「所有したことのあるブランド」(45.6%)としての回答率も近く、新富裕層からの人気の高さが分かる結果となりました。
なお、「好きな車のブランド」と「所有したことのあるブランド」を比較すると、「ポルシェ」(好きなブランド35.4%、所有したことのあるブランド20.8%)、「レクサス」(同33.3%、同27.5%)、「テスラ」(同6.7%、同2.9%)は、好きなブランドとして挙げられるものの所有はしていない人も多いことが見て取れました。
また、「よく身につけるハイブランド(洋服)」については、「ルイ・ヴィトン」(24.0%)や「エルメス」(18.1%)に回答が集まりました。
他方、「よく身に着けるブランド(洋服)」では、「ユニクロ」(42.1%)が2位以下を大きく引き離して1位となりました。2位は「モンクレール」(21.9%)、3位は「ナイキ」(17.0%)となっています。こういった結果から、高価格帯のブランドに限らず、自らのスタイルに合ったファッションを優先して選んでいる傾向がうかがえました。