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【東京五輪】 韓国の不便なオリンピック「便水」報道、便安な朝日新聞社説
(訳注:便安(ピョナン)は「無事だ,安らかだ,楽だ」という意味。不便(ブルピョン)と対応すると判断してタイトルに残した。意味的には「気分が悪い韓国報道、良い朝日社説」というところか。ただし便水(トンムル)にはかかっていない)
最初から決まっていた。開幕前から沸き立った。ムン・ジェイン-スガ会談は失敗に終わった。責任の所在は重要でなかった。国民のが受けた失望感は大きかった。日本外交官の卑劣な言葉がさく烈した。私たちの大統領に向けた言葉だ。国民の怒りは大きかった。李舜臣将軍垂れ幕まで衝突し、日本の抗議で撤去した。この問題に北朝鮮まで加勢した。日本の要求を‘ならずもの’と非難した。突然強くなった民族愛(?)だ。
そして開会式だ。私たちの報道は予想どおりだった。批判記事があふれた。「葬式のようで見るのが厳しかった」「歴代オリンピック最悪の開会式だった」「専門家たち酷評」「感動弱く残念」…。
(中略:北野武の金かえせ)
反日報道はずっと続いた。大会序盤の振るわない成績が一役買った。テコンドーと柔道、卓球がみんなだ。金が取れる時は過ぎた。それどころかテコンドーは20年ぶりのノーゴールドだ。柔道はまだ決勝戦の見物もできない。これほどになるとメディアも食べ物が必要だった。それが反日で満たされるわけだ。非難しなくても済むのに非難する。一度非難すればいいことなのに、何日もしぼり取る。
その頂点が「トンムル(便水)」報道だ。表現からして不適切だ。通常、「X」と表記する。例だったら「X水」と書くべきだった。それなのに遠慮なく「便水」と書いた。記者生活30年だが、これを使うのは気まずい。このような表現を使いまくっている。競技後の疲れきったトライアスロン選手たちの写真をのせた。そのそばに「便水の中のトライアスロン」と書いた。誰が見ても便水を飲んで倒れた選手のようになった。最初から「便水オリンピック」と書いた記事もある。ユーチューブでなくメディアなのにだ。
ごり押しも多い。競技場はお台場海浜公園だ。普段、汚水が流れ込む場所で基準値を越える水質問題がいつもある。しかし、競技当日は違った。水質と水温のどちらも基準値に適合した。選手たちが飲んだ水は便水ではなかった。引用される外信が主にブルームバーグ通信とフォックススポーツの報道だ。競技場の水質を憂慮した報道なのは正しい。しかし、それは開会式(23日)以前の14日と19日の報道だ。当日の話ではない。誤報であり歪曲だ。
こんな記事の一つ一つが真に読みにくい。赤面を隠せない。こうした時、この不快さをぬぐう社説がある。韓国の社説ではなく日本の社説だ。朝日新聞の27日付のオピニオンだ。「産業革命遺産、約束守り展示改めよ」。軍艦島(日本名」ハシマ(端島))の話だ。ユネスコ世界遺産に2015年に登録された。推進当時、私たちの抗議があった。人権搾取に対する美化憂慮だ。日本も認め犠牲者を賛える措置を約束した。実際に登録されるやこれをしなかった。社説はこの約束を守れと勧告している。「朝鮮人など犠牲者を賛える約束を守れ」と言う。
まだある。同紙の4月7日付け社説だ。「日本の正義問い続けて」朝鮮人太平洋戦争戦犯イ・ハクレ翁の死亡に際した社説だ。全南(チョンナム)出身である彼は帰国できなかった。親日派という烙印のためだった。日本に残ったがやはり異邦人だった。60年間の補償要求を日本政府は無視した。同紙は日本人の痛烈な反省を強調した。「政治の、そしてその政治の不作為を見ないふりをした国民の責任を問う」と言う。
こんな社説は私たちにはない。誰か書けば土着倭寇になっただろう。「最悪東京オリンピック」「便水の中の競技」「ならず者」…。オリンピックは10日を残し、反日記事は続く。
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京畿日報(韓国語)
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