03月14日 12時08分
大阪・住吉区の駅の前で大麻を所持していたとして、警察が10代の少年を誤って逮捕していたことが分かりました。
植物片を所持していたものの、鑑定の結果、大麻ではなかったということです。
大阪府警によりますと、3月12日の深夜、大阪・住吉区のJR長居駅の前で、住吉警察署の警察官4人が10代の少年3人に職務質問しました。
その際、このうちの1人が大麻の葉のようなものを所持していたため、薬品による簡易検査を行ったところ陽性反応が出たということで、警察は少年を大麻取締法違反の疑いで逮捕しました。
しかし、その後、大阪府警の科学捜査研究所で正式な鑑定を行った結果、大麻ではないことが確認されたということです。
このため、警察は逮捕からおよそ15時間後の13日午後3時すぎに少年を釈放し、謝罪しました。
少年が所持していたのは、大麻に成分が似ているものの、法律で規制されていない植物片だったということです。
警察は簡易検査の結果だけでなく、においや形なども踏まえて逮捕の必要性を総合的に判断するべきだったとしたうえで、「心よりおわび申し上げます。今回のようなことが二度とないよう指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。