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アフリカ・エコレース サハラ砂漠、駆け抜けた5900キロ 過酷レース完走の日本人女性
3/8(金) 11:57 朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3e36cb71ce73232b262e17b2dedfb0bd3570980
アフリカ・エコレースの田中愛生さん=本人提供
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サハラ砂漠など5900キロを約2週間で駆け抜ける「アフリカ・エコレース」にオフロードバイクで初めて参加した群馬県館林市出身の研修講師、田中愛生(あい)さん(30)=東京都在住=が完走を果たした。過酷なレースを走りきり、「見るものすべてが美しく、楽しかった」と達成感を味わっている。
田中さんは2月下旬、館林市役所を訪れ、レース中の映像を映しながら多田善洋市長に報告した。
モナコで昨年12月30日にセレモニーがあり、フランスのセット港からアフリカ大陸のモロッコ・ナドールに渡ってレースに挑んだ。サハラ砂漠などを走り抜け、1月14日にセネガルの首都ダカールの海岸を走ってゴールした。1日に約500キロ、12ステージ計5900キロを駆け抜けた。
田中さんは人材育成などの研修講師として働きながら準備し、クラウドファンディングなどで資金を集めた。メカニックを雇う余裕はなく、整備も自ら担当するクラスに出場。約500キロ走った後で次に向けてバイクを整備することの繰り返し。「ほぼ寝ないで整備したこともあったが、全ての過程を楽しめた」
レース中、タイヤが砂に埋まるスタックに何度も見舞われた。「地域で砂の質が変わるのでライディングが難しい。サラサラの砂はかき出してもすぐに埋まる。脱出に1時間以上かかることもあった」。重さ150キロのバイクを起こして脱出するのは大変だった。
毎日、何らかのトラブルがあった。ステージ9では4回クラッシュ(転倒や衝突)し、「あばら骨にひびが入ったままでレースを続けた」。灼熱(しゃくねつ)の砂漠で水を切らしたときは命の危険を感じたという。レース中のトラックから水のボトルを分けてもらってしのいだ。
広大な砂漠で道にも迷った。ヘルメットを脱いで深呼吸し、レース走行で舞い上がる「砂煙を探した」。遊牧民に身ぶり手ぶりで道を聞いたこともある。バイクのレース部門に世界中から参加した47人のうち、女性は2人でアジア人は田中さん1人。ゴールしたのは39人だった。コースのミスがあり順位は付かなかった。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)