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【軍事】韓国陸軍の医務輸送ヘリ『メディオン』が不時着…搭乗者5人負傷
12日午前10時35分に京畿抱川市二東面の陸軍航空大隊滑走路で救急医務輸送ヘリが不時着した。
この事故でヘリの搭乗者5人が怪我をして近くの病院に運ばれて、全員命には支障が無いことが確認された。
機長と副機長は骨折などの重傷を負って、乗務員3人は軽傷と把握された。
このヘリは滑走路で患者を乗せるための着陸を試みる中で事故を起こしたことが分かった。
転落で怪我をしてヘリ搬送を待っていた患者は滑走路の外で待機中だったために被害を受けなかった。
事故前にヘリが浮上していた高さは約60mと目撃された。
この日、事故を起こしたヘリは国産機動ヘリ『スリオン』(SURION・KUH-1)を救急患者後送専門担当用に開発した医務輸送ヘリ『メディオン』(MEDEON・KUH-1M)だ。
ヘリは不時着して、尾部が一部破損した。
事故直後、消防当局に『着陸するヘリが墜落した』という内容の119申告が受け付けられたが、陸軍側は「着陸を試みる中でヘリが不時着した」と事故の経緯を明らかにした。
陸軍は航空作戦司令官を委員長に陸軍本部や陸軍軍需司令部、陸軍航空作戦司令部、国軍医務司令部、韓国航空宇宙産業(KAI)関係者などが参加する『中央航空機事故調査委員会』を構成して、飛行の過程や装備整備の分野など全般に対して調査する計画だ。
また、この日午前11時10分から事故ヘリと同じ機種(メディオン)に対して運航を中止する一方、代替ヘリ(UH-60)を投入して医務後送任務を遂行することにした。
一方、事故ヘリの原型であるスリオンとこれを土台にしたヘリの事故は時々持続して続いている。2018年7月、慶北浦項空港ではスリオンを改造した海兵隊上陸機動ヘリ・マリンオンが試験飛行中に墜落して、2015年12月にも訓練中だったスリオン4号機が全北益山近くに墜落している。
2021-07-12 16:00 聯合ニュース(韓国語)
https://www.yna.co.kr/view/AKR20210712075253060