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【盗人韓国】日本で開発されたシャインマスカットで稼ぎまくる韓国の矛盾
1: 荒波φ ★ 2021/07/11(日) 09:33:19.13 ID:CAP_USER
◆ジャーナリスト・崔 碩栄◆
韓国において正月と秋夕(しゅうせき=陰暦のお盆=)は帰省のシーズンだ。日本でも、正月とお盆には帰省するという人も多いかと思うが、この時期に親族中が集まり、祖先の霊を祭るという伝統文化は韓国の方が色濃く残っている。
ところで、昨年の秋夕の時期に韓国のメディアがこぞって紹介していた果物がある。日本で開発されたブドウの栽培品種「シャインマスカット」だ。
◆不買運動も関係ない人気
秋夕の贈り物といえば、日本のお中元のように、毎年デパートやスーパーが特設コーナーを設置し、大々的な売り出しをする一大イベントだ。この秋夕の贈り物としてシャインマスカットが大流行していたのだ。
昨年の秋といえば、日本が韓国向けの半導体素材の輸出管理を強化していたことで、韓国国内では日本製品不買運動が続いていた時期だ。しかし、シャインマスカット人気への影響は皆無だった。
もちろん、韓国で売られていたシャインマスカットは、韓国内で栽培されたものだが、それが日本で開発された品種だということは韓国でも知られている。
シャインマスカットが本格的に韓国市場に流通し始めたのは2014年から。市場に登場すると同時に人気が広まり、翌年から生産量が急増した。
16年時点で278ヘクタールであった栽培面積は、20年には2913ヘクタールへと10倍以上に拡大している。同時に、中国、ベトナム、香港などへの大量輸出も始まった。今や「K-food」として韓国が国を挙げて海外に宣伝するまでに至っている。
◆少なくとも合法
シャインマスカットを開発した日本から見れば、相当に腹立たしい状況だろう。
しかし、新品種として海外での権利が保護されるためには(「植物の新品種の保護に関する国際条約〈UPOV条約〉」が定めた)12年までの申請が必要で、日本は国外での品種登録を行っていなかった。
開発当時、輸出を想定していなかったためだが、結果として、日本の許可がなくても海外でシャインマスカットを栽培できるようになったのだ。そして、その隙をいち早く突いたのが韓国だ。
「盗まれた」「ずるい」といら立つ日本人の立場は容易に理解できる。韓国内でも後ろめたく感じるという意見がないわけではない。しかし、韓国人の大多数は「少なくとも合法」と強気だ。
私がここで思い出すのは、19年、慶尚南道教育庁が主導し、庁舎前に植えられていたヒノキ科の「カイヅカイブキ」を引っこ抜いてしまった事件だ。
カイヅカイブキが日本の品種だとされていたからである。慶尚南道教育庁はカイヅカイブキが植えられていた場所に韓国固有種として知られる松を植えた。
カイヅカイブキの受難は他の地域へと広がった。大邱の小学校、忠清北道の5校、長年そこにあり立派に育ったカイヅカイブキが除去され、韓国固有の樹木に植え替えられたのだ。
そして当時、これらの行為は「日帝残滓(ざんし)」を清算する愛国的な行為として報道された。
◆日本由来だから引っこ抜く
植物にも国籍(原産)を問い、これを排除の基準とする行為は、あまりにも排他的で危険な、はっきり言って非教育的な行為だ。これを教育庁が主導したという事実をどう捉えるべきか。
現在、韓国の教科書には多文化共生や外国人移住者たちに対する理解、平等を訴える内容が多く記載されている。だが、「外国由来」という理由だけで、何年もそこにあったカイヅカイブキが排除されていく現実を目の当たりにした外国籍の子供たちは何を感じただろう。
ここで、日本由来の品種だからとカイヅカイブキを引っこ抜いて、同じく日本由来のシャインマスカットの栽培に夢中になっている理由を考えてみる。
それは、おそらくシャインマスカットが韓国人たちの「舌」そして「財布」、つまり「欲望」を満たしてくれる植物だからだ。
もし、カイヅカイブキが黄金の実をつける植物だったなら、あるいはシャインマスカットのように甘い実のなる植物だったなら、おそらく韓国全域がカイヅカイブキで覆われていただろう。日本の批判など気にせずに。
なぜなら、それは「合法」なのだから。
韓国において正月と秋夕(しゅうせき=陰暦のお盆=)は帰省のシーズンだ。日本でも、正月とお盆には帰省するという人も多いかと思うが、この時期に親族中が集まり、祖先の霊を祭るという伝統文化は韓国の方が色濃く残っている。
ところで、昨年の秋夕の時期に韓国のメディアがこぞって紹介していた果物がある。日本で開発されたブドウの栽培品種「シャインマスカット」だ。
◆不買運動も関係ない人気
秋夕の贈り物といえば、日本のお中元のように、毎年デパートやスーパーが特設コーナーを設置し、大々的な売り出しをする一大イベントだ。この秋夕の贈り物としてシャインマスカットが大流行していたのだ。
昨年の秋といえば、日本が韓国向けの半導体素材の輸出管理を強化していたことで、韓国国内では日本製品不買運動が続いていた時期だ。しかし、シャインマスカット人気への影響は皆無だった。
もちろん、韓国で売られていたシャインマスカットは、韓国内で栽培されたものだが、それが日本で開発された品種だということは韓国でも知られている。
シャインマスカットが本格的に韓国市場に流通し始めたのは2014年から。市場に登場すると同時に人気が広まり、翌年から生産量が急増した。
16年時点で278ヘクタールであった栽培面積は、20年には2913ヘクタールへと10倍以上に拡大している。同時に、中国、ベトナム、香港などへの大量輸出も始まった。今や「K-food」として韓国が国を挙げて海外に宣伝するまでに至っている。
◆少なくとも合法
シャインマスカットを開発した日本から見れば、相当に腹立たしい状況だろう。
しかし、新品種として海外での権利が保護されるためには(「植物の新品種の保護に関する国際条約〈UPOV条約〉」が定めた)12年までの申請が必要で、日本は国外での品種登録を行っていなかった。
開発当時、輸出を想定していなかったためだが、結果として、日本の許可がなくても海外でシャインマスカットを栽培できるようになったのだ。そして、その隙をいち早く突いたのが韓国だ。
「盗まれた」「ずるい」といら立つ日本人の立場は容易に理解できる。韓国内でも後ろめたく感じるという意見がないわけではない。しかし、韓国人の大多数は「少なくとも合法」と強気だ。
私がここで思い出すのは、19年、慶尚南道教育庁が主導し、庁舎前に植えられていたヒノキ科の「カイヅカイブキ」を引っこ抜いてしまった事件だ。
カイヅカイブキが日本の品種だとされていたからである。慶尚南道教育庁はカイヅカイブキが植えられていた場所に韓国固有種として知られる松を植えた。
カイヅカイブキの受難は他の地域へと広がった。大邱の小学校、忠清北道の5校、長年そこにあり立派に育ったカイヅカイブキが除去され、韓国固有の樹木に植え替えられたのだ。
そして当時、これらの行為は「日帝残滓(ざんし)」を清算する愛国的な行為として報道された。
◆日本由来だから引っこ抜く
植物にも国籍(原産)を問い、これを排除の基準とする行為は、あまりにも排他的で危険な、はっきり言って非教育的な行為だ。これを教育庁が主導したという事実をどう捉えるべきか。
現在、韓国の教科書には多文化共生や外国人移住者たちに対する理解、平等を訴える内容が多く記載されている。だが、「外国由来」という理由だけで、何年もそこにあったカイヅカイブキが排除されていく現実を目の当たりにした外国籍の子供たちは何を感じただろう。
ここで、日本由来の品種だからとカイヅカイブキを引っこ抜いて、同じく日本由来のシャインマスカットの栽培に夢中になっている理由を考えてみる。
それは、おそらくシャインマスカットが韓国人たちの「舌」そして「財布」、つまり「欲望」を満たしてくれる植物だからだ。
もし、カイヅカイブキが黄金の実をつける植物だったなら、あるいはシャインマスカットのように甘い実のなる植物だったなら、おそらく韓国全域がカイヅカイブキで覆われていただろう。日本の批判など気にせずに。
なぜなら、それは「合法」なのだから。
2021年07月11日09時00分 時事通信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070900612&g=int