福岡市博多区で先月、法定速度を大幅に上回るスピードで歩道に突っ込み、人身事故を起こして重傷を負わせたうえ、そのまま逃走したとして男子高校生(18)が7日、逮捕されました。高校生は去年12月に運転免許を取得したばかりでした。
猛スピードで交差点に進入し男性をはねた疑い
警察によりますと、男子高校生(18)=福岡県福智町は先月21日の午前2時半すぎ、法定速度50キロを大幅に上回るおよそ90キロから100キロで軽乗用車を運転して、福岡市博多区博多駅中央街の交差点に進入。右折できずに歩道に突っ込み、男性(19)をはねたにも関わらずそのまま逃走したとして、危険運転傷害とひき逃げの疑いが持たれています。歩道を歩いていた男性は、ろっ骨を折る全治3か月の重傷を負っています。
事故後に自分で110番通報「母の車を壊してパニックに」
男子高校生は、事故の約20分後に自分で「人を後方からひいてしまった」と警察に通報したということです。取り調べに対し容疑を認めた上で「母の車を壊してしまったことで、パニックになり逃げた」と話しているということです。警察によると、この男子高校生は去年12月25日に運転免許を取得したばかりでした。