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22歳シナー 大逆転で四大大会初V、メドベージェフを破り全豪OP制覇
22歳で世界ランク4位のシナーが出場するのは5年連続5度目。最高成績は2022年の8強となっていたが、今大会は好調を維持し、1回戦から準々決勝までセットを落とさず大会初の4強入りを果たすと、準決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-1, 6-2, 6-7 (6-8), 6-3で破り、四大大会初の決勝に駒を進めた。
両者は10度目の顔合わせで、対戦成績はメドベージェフから6勝3敗。直近の対戦は昨年11月の最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)準決勝で、この時はシナーが6-3, 6-7 (4-7), 6-1のフルセットで勝利している。
決勝戦の第1セット、第3ゲームでショットのミスが重なりブレークポイントを握られたシナー。最後はネット際で強烈なショットを返球できずブレークを許す。その後、メドベージェフの安定したサービスゲームを崩せないシナーは第9ゲーム、再びブレークポイントを握られると粘りのプレーでミスを誘発され、2度目のブレークを許して先行される。
続く第2セット、第2ゲームで4度のブレークポイントを握られるもメドベージェフのミスもあり凌いだシナー。しかし第4ゲーム、深いショットに苦しむと最後はネット際のボレーを決められ先にブレークを許す。第6ゲームでは2度目のブレークを奪われたものの直後の第7ゲームではこの試合初のブレークに成功する。
それでもメドベージェフの2度目のサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲーム、1度のブレークチャンスをものにできず。最後は強烈なフォアハンドショットを決められ、セットカウント0-2と崖っぷちに立たされる。
そして第3セット、互いに安定したサービスゲームを展開しブレークポイントを与えず終盤へ。迎えた第10ゲーム、左右に揺さぶる配球でブレークチャンスとなるセットポイントを1本握ったシナー。最後はメドベージェフのショットがアウトとなりブレークに成功して1セットを返す。
第4セット、シナーは第2・第4ゲームでブレークチャンスを掴むも活かすことができず。第7ゲームではメドベージェフにブレークポイントを握られるも強力なサービスエースなどで凌ぎサービスキープ。すると第10ゲーム、シナーがブレークチャンスを握ると最後は強烈なフォアハンドショットをメドベージェフが返球できず、ブレークに成功し土壇場から2セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第6ゲームでブレークチャンスを握ったシナー。最後は強烈なフォアハンドウイナーを決めブレークに成功する。その後はブレークバックを許さず、3時間半を超える試合を制した。
一方、敗れたメドベージェフは2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に次ぐ2度目のグランドスラム制覇とはならなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf23cb73ad9592b073697eb3011eccb848cfd180