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【中国】 苦境の北朝鮮レストラン「おさわりサービス」バレて閉店へ
かつて、北朝鮮の外貨稼ぎビジネスの花形だった北朝鮮レストラン(北レス)。一時は中国国内に100を超える店舗を構えていたが、経済制裁やコロナ禍の影響で多くの店が閉店した。
その後、一部は営業を再開したものの、今度は新型コロナウイルスで観光客が激減。もがき苦しみつつ営業を続けていたが、逆にその頑張りが閉店の危機を招いてしまったと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
丹東の中国朝鮮族の情報筋によると、問題となったのは、市内にある平壌高麗飯店だ。(上述の平壌高麗館とは別)。丹東駅、バスターミナルから至近距離にあるこの北レス、建物の大家は中国人で、実際の経営者は北朝鮮からやって来た支配人。北朝鮮出身の女性従業員のサービスがよく、人気があったという。
ところが、コロナ禍で客が激減。それでも国への上納金は作らねばならず、その捻出のために、女性従業員に「不適切な接客奉仕」をさせていた。
そして今月17日の午前0時過ぎ、事件が起きた。レストラン内の個室で、20代の女性従業員が馴染みの中国人客の膝の上に座り、歌って踊っての接客行為を行っていたところ、この客が急に倒れたのだ。おそらく何らかの発作を起こしたものと思われるが、これをきっかけに「紊乱(びんらん)なサービス」内容が白日の下に晒されてしまった。
一般的に、北レスでは客と従業員の身体接触は厳しく禁じられ、「健全な場所」との評判があった。この平壌高麗飯店も少し前までは他同様に健全だったが、コロナ苦境で、おさわりサービスを始めるようになり、他の北レス従業員の間で、「少しやりすぎで(性的に)紊乱だ」との悪評が立っていた。
別の情報筋によると、平壌高麗飯店は数ヶ月前から、客と従業員を個室に入れて過度な接触をさせ、支配人や幹部も見て見ぬ振りをしていたという。また、市内の飲食店は、午後9時までの時短営業を強いられている中、このレストランだけは午前2~3時まで営業を続けていたこともあり、丹東市公安局が調査に乗り出していた。
市民の間では「まもなく閉店に追い込まれるだろう」との噂が立っているという。
Daily NK
https://dailynk.jp/archives/141293