能登半島を襲った地震の被災住宅に侵入してミカンを盗んだとして、石川県警は5日、愛知県刈谷市の男子大学生(21)=いずれも自称=を窃盗と住居侵入の疑いで現行犯逮捕した。この住宅は地震で壊れ、住人が避難して無人だった。大学生は自らをボランティアだと語っており、容疑を認めているという。
逮捕容疑は5日午前8時40分ごろ、同県輪島市内の住宅に侵入し、ミカン6個(時価約3000円相当)を盗んだとしている。県警によると、住宅からミカンを持って出てくる大学生に付近住民らが気付き、その場で取り押さえた。近くにいた警察官に引き渡したという。
災害の被災地では、被災者が避難中であるのに乗じた窃盗事件がこれまでも問題となっている。【深尾昭寛、菅健吾】
毎日新聞 2024/1/5 19:13(最終更新 1/5 19:13)
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■能登半島地震被災地の住宅で窃盗、容疑者を逮捕 住民避難中 石川
石川県の能登地方を震源とする最大震度7の地震を巡り、県内の無人の住宅からミカン箱(時価約3000円相当)が盗まれる事件があったことが5日、判明した。住人は地震のため避難中で、盗んだとされる容疑者は現行犯逮捕されたという。同日午後に開かれた県災害対策本部会議で県警が明らかにした。
災害の被災地では、被災者が避難中であるのに乗じた窃盗事件がこれまでも問題となっている。【深尾昭寛】