機材は通行止めなどに使われる「安全第一」と書かれたフェンス。18日に搬入されたとみられ、数十基がブルーシートで覆われ、通路の大部分を占拠していた。
これによって締め出される形となったのが段ボールなどを敷いて住み着いていた「トー横キッズ」などと呼ばれる人たちだ。もともと広場の中央部分は数日前からイベントスペースとして使われており、さらに脇の通路部分に機材が搬入されたことで、居場所がなくなる形になった。
移動を求められたという若者の一人は、「突然追い出された。おれたちに出て行けってことなのかな。いつまでこの状態なんだろう」と不安そうな表情を浮かべた。SNS上では「トー横封鎖」「区や警察による排除作戦だ」などの臆測が飛び交っている。
これに対し、新宿区などは機材について、27日から始める「フォトスポットのイベントの準備だ」と説明。「締め出す意図ではない」とした。イベントは来年2月中旬まで行うという。