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オリックス、広島からFA西川龍馬を獲得 4年総額12億円以上 頓宮、森と強力クリーンアップ
天才打者が地元・大阪で新たなスタートを切ることが決まった。広島への愛着があったが「パ・リーグの野球に僕が通用するのか興味があった」とFA宣言。交渉が解禁された16日、オリックスが速攻アタックした。今季年俸1億2000万円からの大幅増と長期契約を提示。背番号も、西川にとって敦賀気比高(福井)の1年先輩にあたる吉田正尚(Rソックス)から受け継ぐ「7」を託していた。ソフトバンクも西川を調査していたが、野手のFA補強は西武・山川に一本化。オリックスと西川は相思相愛となっていた。
オリックスはリーグ3連覇を果たしたが、外野手で規定打席をクリアしたのは、中川圭1人。西川はレフトの不動のレギュラーと期待される。今季はセ2位の打率3割5厘をマークし、得点圏打率も3割4厘と勝負強さもあり、打順は5番が候補。パ・リーグ首位打者の頓宮(3割7厘)、打率4位の森(2割9分4厘)とクリーンアップを形成すれば、打線のつながりがさらに増す。今季も1番から5番までを打ったように、中嶋監督が組む日替わり打線への対応力も十分だ。
大阪市港区で育ち、中学時代は、京セラDの近くの大正リトルシニアに在籍した。ボール球でもミートする天才的な打撃で通算打率は2割9分9厘。オリックスがパ4連覇と日本一奪回へ、昨オフの森に続いて効果的なFA補強に成功した。
◆西川 龍馬(にしかわ・りょうま)1994年12月10日、島根県出雲市生まれ。大阪市育ち。28歳。敦賀気比高で主将を務め、3年春の甲子園出場。王子を経て、15年ドラフト5位で広島入団。17年アジアチャンピオンシップにU24日本代表で出場。三塁手から外野手に転向した19年に初めて規定打席に到達し、7月は球団記録の初回先頭打者本塁打4本。右投左打。既婚。歴史好きな父が坂本龍馬にちなんで命名。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1cc395a328deafc6756842037ab6e516e9a290b
報知新聞社