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長嶋茂雄さん、侍ジャパン・井端弘和監督に激励の電話 「『自分の色を出して、新しいジャパンを築いてくれ』と」
【侍ジャパン】井端弘和監督に長嶋茂雄さん激励電話「『自分の色を出して、新しいジャパンを築いてくれ』と」
「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ」に出場する侍ジャパンの事前合宿が6日、宮崎市清武総合運動公園で始まった。
井端弘和監督(48)は巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(87)から激励の電話を受けたことも明かした。
思わず背筋が伸びた。球界のレジェンドからの温かい言葉に、井端監督は責任の重さを痛感し、気持ちを入れ直した。
合宿スタート前日の4日、関係者を通じ、アテネ五輪代表監督を務めた長嶋茂雄終身名誉監督から激励の電話があったことを明かし、感謝を口にした。
「(前監督の)栗山さんは世界一になりましたけど、『自分の色を出して、また新しいジャパンを築いてくれ』と。元気な声で『勝つだけだから』と言ってもらった。『WBC優勝はまた別物で新たに作ってくれ』と言われたので、すごく楽になりました」
井端監督がプロ6年目の2003年、アテネ五輪予選の一員として長嶋監督のもとでプレーした。また、14年に巨人移籍後は宮崎キャンプで打撃指導も受けた。
話をするのは約10年ぶりで「五輪予選で呼んでいただいてから約20年ぐらい。ジャパンの初代監督は長嶋さん。電話をいただいたのはすごいありがたい」と感激した様子だった。
新指揮官は全体ミーティングで選手を前に「思い切ってやってくれればいい。ジャパンだから、言動と行動だけは注意してくれ」とグラウンド外での行動も律した。受け継がれる日本野球の伝統を井端監督が次代につなげる。