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ジーター氏、大谷翔平に〝唯一欠けているもの〟を指摘 「野球界最大の舞台でプレーしていないこと」
今オフにFAになるエンゼルスの大谷翔平投手(29)の去就は最大の関心事だ。そんななか、ヤンキース一筋でメジャー通算3465安打のレジェンド、デレク・ジーター氏(49)が21日(日本時間22日)付のニューヨーク・ポスト紙(電子版)でインタビューに応じ、大谷に強豪球団への移籍を勧めた。
同紙の名物コラムニスト、スティーブ・サービー氏による「デレク・ジーターがヤンキースの現状や父親であることについて語る『最高の気分』」と題するインタビュー記事でジーター氏は大谷についての質問に答えている。
個性的なオーナーとして知られたジョージ・スタインブレナー氏が存命だったらどう大谷を勧誘したかと問われると「分からないけど、いい質問だね」と前置きしてこう回答した。「彼はおそらく彼(大谷)の家に現れるでしょう。どれだけ彼を望んでいたかによるだろうけれど。彼を望むなら、彼にピンストライプを着せるためにできることはなんでもやっていたと思う」
長年、ヤンキースの象徴を務めていたジーター氏。同じニューヨークを本拠地とするメッツに移籍したらどう思うかとの直球質問には真正面から答えなかった。「オオタニに関していえば彼はとても素晴らしい選手です。欠けているのは野球界最大の舞台でプレーしていないこと」と断言。
「彼はWBCでそれをやったし、彼の評判をさらなるレベルに引き上げたと思う。しかし、彼はポストシーズンでプレーできていない。彼がどこへ行こうとその機会を得ることを願うばかりです」と強豪球団への移籍を願った。
再び、メッツ移籍について振られると「仮説に基づいて話さない」とかわした。
ニューヨークのファンは辛口で有名。相手チームの選手のみならず、ふがいないホームの選手にも容赦なくブーイングを浴びせる。大谷はどう対処するかと聞かれると「分からない。彼は大丈夫だと思うが分からない。ニューヨークは他の場所とは少し異なる」とだけ語った。大谷の決断が注目される。