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サッカー日本代表 チュニジア戦(17日放送)視聴率13・7% 久保から2発で難敵撃破、W杯2次予選に弾み
<日本・チュニジア>後半、久保(左)のクロスを、伊東が決める
◇国際親善試合 日本代表2-0チュニジア代表(2023年10月17日 ノエビアスタジアム神戸)
17日にフジテレビで生中継された、キリンチャレンジカップサッカー2023「日本×チュニジア」(後7・10~9・14)の平均世帯視聴率が13・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。個人視聴率は8・7%だった。
日本代表は前半43分にFW古橋亨梧(28=セルティック)、後半24分にはMF伊東純也(30=Sランス)が決め、2-0で難敵から勝利を挙げた。
序盤から攻め込みながら決め手を欠く展開。前半11分にはゴール左の絶好の位置でFKを得たが、久保のシュートは相手GKに阻まされた。圧倒的にボールを支配する中、前半43分に中盤で守田が起点となり、久保が守田からの縦パスを受け、旗手につなぐ。旗手はペナルティエリア手前の中央からスルーパス。これを古橋が抜け出して、冷静に右足で蹴り込んで先制点を挙げた。
後半15分には右から久保が切れ込むシーンもあったが、シュートまでいけず。同16分の菅原のシュートも惜しくも枠を外れた。重苦しい時間帯をしのぎ、後半24分には左サイドを抜け出した久保からの折り返しを伊東が決めて2点目。息の合った連係プレーで、貴重な追加点を挙げた。
第2次体制発足以来、森保監督が目指す「3チーム分の選手層」をフル稼働させて6連勝。
登録選手が26人から23人に3減するW杯アジア2次予選だけでなく、ここ数試合は来年1月のアジア杯も見据え、緊急時にも対応できる「ポリバレント(複数ポジションをこなせる)」な選手を積極的にテスト。三笘、中村が欠場した左サイドでは旗手が2人とは異なる持ち味を見せれば、久保も得意な右サイドではなくトップ下で鎌田不在を感じさせないプレーでチームをけん引。W杯予選まで1カ月を切ったが、主力不在という厳しい台所事情にも対応できるメドが立った。
チュニジアは昨年6月、W杯前に対戦したキリン杯で格下ながらも0-3で完敗。W杯に不安を残す一戦とも言われた因縁の相手でもある。仮想アジアの相手に力を見せ、来月からスタートするW杯アジア2次予選へ弾みをつけた。