あわせて読みたい
史上最多57校が出場第100回箱根駅伝の予選会を突破する「13校」はどこだ 今回は関東学連以外からの大学からも11校参戦、サプライズは
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77421
予選会には史上最多の57校が出場
2024年の正月に開催される第100回箱根駅伝。その予選会が明日、10月14日に行われる。記念大会のため例年より出場校が「3」増枠。第99回大会で10位以内に入った駒大、中大、青学大、國學院大、順大、早大、法大、創価大、城西大、東洋大はシード権を持つため、秋の立川決戦で残りの出場校「13」が決まる。なお今回、関東学生連合は編成されない。
そして参加資格は例年の「関東学連登録者」から「日本学連登録者」に拡大。関東学連以外からは、札幌学大、皇学館大、愛知工業大、中京大、信州大、京産大、立命大、大阪経大、放送大関西、環太平洋大、日本文理大の11校が参戦する。出場校は前回から14校増えて、史上最多の57校となった。
選考会は各校10~12人が出走。一斉スタートして、ハーフマラソンの上位10人の合計タイムで争われる。例年より華やかな予選会。プレミアムチケットを獲得する大学はどこなのか。過去の実績とエントリー状況から探っていきたい。
前回トップ通過で6月の全日本大学駅伝関東学戦推薦校選考会も2位通過した大東大がトップ候補になるだろう。他にも資格記録によるエントリー10000m上位10人の平均タイムで1~7位につける東海大、東京国際大、山梨学大、帝京大、中央学大、日体大、国士大も通過が濃厚だ。
順当なら残りは5校。ここからは大混戦だが、ボーダーラインを突破するのは明大、東農大、神奈川大、専大、麗澤大だと予想する。
すでに13校を挙げたが、例年、予想はすべて当たらない。これから挙げる大学にも可能性は十分にある。
前回6位通過で55年ぶりの復活を果たした立大は上野裕一郎駅伝監督が電撃解任された。戦力は前回以上だが、非常に難しい戦いになることが予想される。
日大、拓大、駿河台大、亜細亜大、上武大、日本薬科大はケニア人留学生を擁するチーム。なかでも今季から高校駅伝で実績を積んだベテラン監督が就任した日大(新雅弘監督)と拓大(井上浩監督)はどこまで上げてくるのか。国立大では筑波大に本戦出場の期待がかかる。
関東以外はハーフマラソンの経験が乏しく選手層も厚くない。加えて、全員が初めての箱根予選会となる。突破は簡単ではなく、20位以内に入れれば健闘といえるだろう。そのなかでどんなレースを見せるのか非常に楽しみだ。
毎年のように〝サプライズ〟が飛び出す箱根駅伝予選会。スタートは14日の朝9時35分だ。夢の舞台を目指す学生ランナーたちの激走に声援を送りたい。
酒井 政人
1977年、愛知県生まれ。東京農業大学1年時に箱根駅伝10区出場。
※抜粋。全文はリンク先で