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亡命したジャリエル・ロドリゲスが中日ドラゴンズから正式に放出
報じたのは主にスペイン語圏での取材を行っている全米野球記者協会(BBWAA)所属のフランシス・ロメロ記者。ロメロ氏は自身のX(旧Twitter)に、ジャリエルと代理人が写っている画像を投稿している。
ロメロ氏は以前ジャリエルがWBC終了後に亡命した際にも第一報を出したが、投稿を見る限りその後もジャリエルと接触を図っていたようだ。それによると、ジャリエルの代理人はルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)の契約にも関わったエドガー・メルセデス氏。キューバからの亡命選手の代理人として活動しているようだ。
ジャリエルはドミニカへの亡命後、中日が契約を解除するのを待ちながらトレーニングを継続しており、今回の放出を受けて代理人はすぐにでも自由契約選手として申請する予定とのこと。うまくことが運べば、ジャリエルは今年中にMLBのチームと契約できる可能性もありそうだ。
気になる契約規模だが、ロメロ氏によれば5年5000万ドル~7000万ドル規模の契約が見込まれるという。これがどこまで正しいのかはわからないが、今季のMLBは大谷翔平(エンゼルス)が投手として起用できる見込みがないことなどから先発投手候補のFAは争奪戦になることが予想される。
ジャリエルが実際にMLBで先発をこなせるかはわからないが、NPBやWBCで見せた投球を見ればその能力は確かなもの。同じ年齢でアジアを経由してFA契約した選手に2021年のクリス・フレクセン(当時マリナーズ)の3年1275万ドルという契約があるが、少なくともこれよりは高くなることは確かだろう。
実際にどの程度の契約を手にするかはわからないが、少なくとも中日時代の6000万円(推定)よりも多くの年俸を手にすることだけは間違いない。