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世界陸上・男子400mリレー決勝 日本5位、バトンパスで痛恨ロス 3走小池祐貴「攻めた結果うまくいかなかった所も…」
メダルまで、あとわずかだった。大外9レーンの日本はカミソリスタートが武器の1走・坂井が上位争いで2走・柳田へ。8レーンの米国が飛ばすものの、必死に食らいつき、3走・小池も巧みなコーナリングを披露。2番手争いでアンカー・サニブラウンにバトンを渡そうとした。しかし、2人の距離が遠く、走り出したサニブラウンが一瞬、振り返った。いったん減速する痛恨のミスがあり、猛然と追い込んだが、3位のジャマイカに0秒07及ばず、5位に終わった。
レース後、3走の小池は「自分のところでできるだけ順位を上げて渡そうと思って、心持ちも良い緊張感ではいけた。攻めた結果、あまりうまくいかなかったところもあって、悔しい気持ちはあるけど、ここにみんなピークを持ってこられたので、チームとしては良かったのかなと思います」と振り返った。
4走のサニブラウンは「みんな、やることはすべてやった決勝。メダルを獲れなくて悔しいけど、この悔しい気持ちをしっかりと生かして、次は五輪もあるし、東京で世界陸上もあるので、それまでにしっかりと調整して、次はみんなで金メダルを獲れるように頑張りたい」と語った。
日本は2017年ロンドン、19年ドーハで2大会連続銅メダルだった。昨年オレゴンは100メートル決勝進出の疲労を残したサニブラウン、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた小池を欠いた若いチーム。予選組4着でフィニッシュしたが、バトンミスによる失格で3大会連続の決勝進出を逃した。
21年東京五輪は決勝でバトンを繋げず、途中棄権に終わった。この種目を引っ張ってきた山縣亮太、桐生祥秀、多田修平らは五輪以降、怪我やコンディション不良で代表に入れず。24年パリ五輪も控える中、今回は五輪を含めて世界大会4年ぶりのメダル獲得で“お家芸”復活が期待されていた。
サニブラウンは6位入賞の快挙を果たした100メートルで予選、準決勝、決勝の3本を走破。疲労具合を確かめてからリレーの出場を決断し、23日からメンバーと練習した。この日は今大会5本目のレースだった。
THE ANSWER編集部
https://news.yahoo.co.jp/articles/4da994896a583feac39de34a9e45632e91855432