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阪神 岡田監督 4時間19分サヨナラ勝ちにかすれ声「いろいろなことがありすぎて…」
阪神は3日のロッテ戦(甲子園)、延長11回に小幡竜平内野手(23)がサヨナラ打を放ち、6―5で競り勝った。試合は4時間19分の大熱戦。試合後の岡田彰布監督(65)は「まぁ、いろいろなことがありすぎて…」といつもよりかすれた声で総力戦を振り返った。結果的に勝ったことで〝教訓〟とできるが、犠打失敗やけん制死など、試合の流れを手放すシーンも多いゲームとなった。最たるものは「いや、もう本当は1時間前に終わってな」と指揮官が振り返った、5―2で迎えた9回だろう。湯浅京己投手(23)が3本の長短打を浴び、3点のリードを追いつかれる展開。〝想定外〟の事の始まりは、先頭・山口のゴロを遊撃・木浪がさばけずに許した失策だった。「今まであんまり大事なところで(失策は)出んかったからな。お~ん。今日は本当、大事なところでな。エラーからの3点やったんで。それが野球かもわからんけどな」と指揮官。ここまで首位快走する原動力に、昨季まで課題だった守備力の向上&失策数の減少が挙げられている。チームとしては、1球で流れが変わる〝野球の怖さ〟を再認識する機会となった。雨天中止となった前日2日の振替試合が5日に組み込まれたことにより、この日が9連戦の初戦。仮に敗戦となっていれば、連敗は今季最長の3となっていただけに、岡田監督は「今日負けていたら、ズルズルいく負けになっていたよな、本当に。悪い流れの時に何とかしのいでくれたのは大きい」と安堵の表情を浮かべ、ベンチを後にした。https://news.yahoo.co.jp/articles/652ad3a08a9f4416cac552d994be29fc30751bbb