阪神・岡田彰布監督、紅白戦での〝ミエセス劇場〟に「ライトが一番うまいと自分から言うたのにな」

阪神春季キャンプ（１１日、沖縄・宜野座）阪神キャンプの第３クール３日目の１１日、１、２軍の合同紅白戦が行われた。白組の「４番・右翼」で出場したヨハン・ミエセス外野手（２７）が五回、飛球を落球し、その後の処理にもミスが出て〝ランニング本塁打〟を許した。Ｄ１位・森下翔太外野手（２２）＝中大＝は二塁内野安打を放った。試合は木浪聖也内野手（２８）の２ランで先制した紅組が３ー２で勝利した。岡田彰布監督（６５）の主な一問一答は以下の通り。

ーー１軍主体の紅白戦では、金属音のような音がするといっていた木浪が本塁打

「ビックリしたわ。木浪がよかったら、小幡がアカンしのう。ホンマに（笑）。板山がよかったら、高山がアカンしのう。両方、うまいこといかんわな」

ーー小幡も実戦に入って課題がある

「経験やしな。小幡の場合はな。初めて、そういう立場でやっとるわけやから。どんどん使っていくよ」

ーー中野と小幡を組ませたのはコンビネーションを磨くため

「（ＷＢＣで）中野がおらんからな、コンビでは実戦が少なくなるからな、結局は」

ーー渡辺諒も結果を出した

「渡辺と組まさなな、アカンわな。１カ月おらんからな。オープン戦も、渡辺になってしまうやんか。小幡、木浪とな。おらんようになるんやから。最後までな」

ーーノイジーは２三振後に長打

「ストライクを取られたら、それを気にしおるからな、最初の打席な、おーん。最後もボール球と言っていたけど、ストライク取られたら、それに対応にいきおるやんか。日本の審判の特徴と言うかな」

ーーノイジーは考えて打席に入っている

「そら考えとるよ。おーん。ボールの変化球の外も振らんかったけど、最後ストライク取られたら振りにいきおったわ。ボール球を。アレを取られてなかったら振ってないと思うんよ」

ーーノイジー、ミエセスは今後も使う

「そら全然使うよ。うん」

ーーミエセスは良いところと悪いところ出た（打っては１安打）

「うん。ライトが一番うまいと自分から言うたのにな。何を言うとんねんと思ったけど。本人的にはアピールかもわからんし、これから試合をやっていったらエエやん。アイツも対応しとるよ。もっとアカンかなと思ってたからビックリしたわ。良い意味でビックリした」

ーー選手は積極的に動いてた。サインで

「それは言われへん。それはまだ言われへんわ、おーん」

ーー森下もヒットを打った

「俺思ってんけど結構打席後ろやな、アイツな、おーん。結構ベースから離れとんね。どうなんやろな。それもこれからやけどな、どういう考えでな、一番離れとるよな、ベースからは、おーん。右に打てるからかなあ。外国人と一緒くらいやで。リーチ長いからな。対応力でベースから離れてると思うけど、それと一緒くらいの位置やな、おーん」

ーーコンディションは問題ない

「走ってスライディングも外でしとるし。明日もまあ、シートも入ると思うからな。ＤＨで打席立たすけど」

ーー１２日は経験のある投手と対戦させるか

「西（純）とか才木には当てづらいな。当てづらいといったらおかしいけど、まあ徐々にや。（２軍メンバーで出場？）そうそうそう」

ーー高山にもチャンスを与えていく

「いや、チャンスもクソも出すだけやんか。高山にチャンスをつかますために出してるんちゃうで、戦力として出してるんやから。結果出なかったら考えなアカンんけど、そういうことやろ」

ーー２軍選手を見て

「キャッチャーやと思うけどな。次のキャッチャーいうたらおかしいけどな、キャッチャーに関しては若いのがアピールしてほしいわな」

ーー合同紅白戦をやってみて

「そら沖縄でできたからや。今までできへんやったやん、安芸におって、お前。これは沖縄でできた大収穫やろ」