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【野球】東京五輪以降どん底に…韓国球界の苦しい現状 視聴率・観客・売上減で「リーグ全体赤信号」地元報道
■「興行指標は足踏みはおろか下降曲線」
韓国スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)は1月17日にWBCの特集記事を組み、自国球界が置かれた現状を分析し同大会の意義に言及した。
韓国は1次ラウンドで日本、オーストラリア、中国、チェコ共和国と同組のプールBに属している。プールBの試合は東京ドームで行われ、韓国は3月9日の初戦でオーストラリア、10日の第2戦で日本と対戦。第3戦は12日にチェコ共和国と行い、13日に中国と第4戦を行う。
代表を率いる李監督はベスト4を目標に掲げ、1次ラウンド突破に全力を注ぐ構えを見せている。地元メディアによると、李監督は日本戦よりも初戦のオーストラリア戦を重視しており、ベストメンバーで臨む見通しだという。
韓国はここ最近の国際試合で低迷している。WBCでは13年、17年と2大会連続で1次ラウンド敗退。21年に開催された東京五輪では準決勝で日本に敗れ3位決定戦にまわるもドミニカ共和国に屈しメダルを逃した。
「スポーツソウル」は、近年の韓国リーグの興行は代表チームの国際大会の成績と同じ流れを見せているとし、国内リーグの興行指標は「足踏み」はおろか下降曲線を描いていると指摘した。
「今大会はこれまで以上に重要な大会になる」
同メディアによると、21年の東京五輪以降、野球人気が底を打ったという。メダルを逃したことで21年シーズン後半戦の国内リーグテレビ視聴率は急落し、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり観客数が減少。これに伴い球団の売上も減少しリーグ全体に赤信号が灯ったと解説した。
22年シーズンは観客数を制限することなくスタンドを開放したため各球団の収益は回復傾向にあるが、コロナ前の19年より観客数は大きく減少しているという。
このような背景もあり、野球関係者は「今大会はこれまで以上に重要な大会になる」と捉えていると強調した。
李監督は16日に行われた会見で「全ての方々が危機にあると言っているが、危機をチャンスにする。若手とベテランが入り混じった代表チームで出来るだけ多くの試合ができるように準備して頑張りたい」と抱負を語ったという。
ヤフーニュース(JCastNEWS)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fcb760a13c3698735b0a923ad9610233c0f831f