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「代位弁済プラン」はそもそも日本から出たものなのか?
今回の「代位弁済プラン」について『読売新聞』の飯塚恵子論説委員から非常に興味深い事実が開陳されています。
そもそもこのプランは日本製で、韓国に提案されたものの文在寅前政権下ではうやむやにされていた――というのです。以下のYouTube『日テレNEWS』の動画で見られます。
https://youtu.be/mxXP_eDhR4c
飯塚さんの発言を引用すると以下のようになります。
「今日私は歴史的な日だと思うんですね。
あの、まあこの問題が起きて、その最高裁が、まああの韓国のですね、日本企業に賠償を求めるっていう判決を出してからもう4年ぐらいグジグジやってきたわけですよ。
ずーっともめてきて、今日初めて公の場で、あの、まあ韓国政府が公の場で解決案を公表したわけです。
やっぱりすごい節目の日だと思うんです。
で、あの微修正はもしかしてあるかもしれませんが、まあポイントはやっぱり韓国の財団が肩代わりっていうところで、ここは変わらないでしょうから、まあ事実上の最終案だと思うんですね。
で、これをですね、日本側の関係者に聞いてみると、これは実はもともと日本側が文政権時代に水面下で唯一受け入れ可能性を検討できる案として韓国側に授けた――ということ……らしいんです。
だから事務レベルでもあるんだけども、あの……元は……だけど、逆に言うとこれしかないと。
先ほど武藤(元駐韓韓国大使の武藤正敏:引用者注)さんが「これしか」と……全くそのとおりで、「これしかダメ」っていう案だった、と。
ただ、当時の文ムン政権は「これは、あの被害者中心主義の方針に合わない」と。被害者中心じゃないと、この案は。ということでもう検討の俎上にものってこなかった、と。
それが今回、尹ユン政権になって、で、有力案としてですね、まあ検討してきて……それがようやくこの……この段に、先ほど来、あれですよね……公開討論会、あの、予定はあったけどなかなか開けなかった……と。それは日本側とずーっと詰め詰め、詰め詰めしてきて、水面下で……ということで今日ようやくそれが出せたと。いうことで……。
だから、そういう意味では、ある意味、日本側もこの程度、この辺りだったらイケるかなということは、まあ、握っているといったらアレですけれども……そういう可能性を秘めている案である、と。
だからこれはけっこう大きな展開なんだろうな、というふうに思います」
(後略)
飯塚さんは「まあ」と「あの」の多い人ですが、それはともかく、これは衝撃的な証言です。ソースがどこかは分かりませんが、これが正しいのであれば、日本政府の事務レベルでは「このプランであれば受け入れを検討できる」と文政権時代にすでに水面下で、韓国側にプランを提案していたのです。
それを文政権は蹴ったのですが、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権になってから有力案として浮上し、今回公開討論会を開催して正面突破を図ったのです。
であるなら、飯塚さんの言葉のとおり、日本政府と韓国政府は最初から握っており、韓国政府も握っているという背景があるからこそ正面突破を図れたことになります。
※代位弁済とは「第三者または共同債務者が(保証人、連帯債務者等)が債務弁済すること」をいいます。
(吉田ハンチング@dcp) 2023.01.14
https://money1.jp/archives/97722