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女将暴力疑惑で協議の逸ノ城、コロナGL違反で初場所出場停止、湊親方は3カ月間報酬減額 日本相撲協会が臨時理事会で処分決定
日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、師匠の湊親方(元前頭湊富士)夫人への暴力疑惑が発覚した平幕の逸ノ城(29)の件について協議した。この日までに逸ノ城と湊親方から事情を聴いた同協会のコンプライアンス委員会の答申を踏まえ、同協会は逸ノ城に対して新型コロナウィルスガイドライン違反で「初場所出場停止」、湊親方に対して「3カ月間の20%報酬減額」の処分を下した。
湊部屋の実情を知る関係者によると、逸ノ城は過度な飲酒によって、酒席でトラブルをたびたび起こしていた。過去に飲食店で泥酔して部屋に連れ戻そうとした際、湊親方夫人に対してたたく、つねる、かむという行為もあったという。昨年12月ごろから部屋を出て1人暮らしを始めた逸ノ城だが、飲酒の影響で稽古を無断で休むこともあったという。そのような行為に湊親方が再三注意したが、簡単には直らなかった。
師弟間の信頼関係は破綻しており、7月の名古屋場所で初優勝した際にはすでに、まともに話し合いができる状況ではなかったという。アルコール依存の疑いもあり、湊親方らがカウンセリングや治療を勧めても本人が一切応じず、話し合いについても「弁護士を通して話してください」と返答されるという。
今年11月の九州場所に向けて福岡入り後も逸ノ城は部屋でちゃんこを食べないなど確執は続き、場所での成績も4勝11敗と振るわなかった。
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