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「統一王者になりたい」井岡一翔、2団体統一再挑戦へ意欲 6月か7月にエストラダとの米国開催を希望
前日のWBO、WBA世界同級王座統一戦(東京・大田区総合体育館)でWBO王座の6度目の防衛に成功した井岡一翔(33)=志成=が1日、東京・目黒区の志成ジムで一夜明け会見を行った。
WBA王者のジョシュア・フランコ(27)=米国=と0-1の12回判定で引き分けた世界4階級制覇王者は、
「統一王者になりたい」と2023年にミニマム級に続いて日本選手初の2階級での2団体統一王者という偉業に、
再挑戦する意欲を示した。
サングラス姿で登場した井岡は試合直後に「勝っているかなという思いがあった」と話していたが、
映像で再確認して改めて「負けてはいないと思った」という。
「かなり良いコンディションでリングに上がれた」とベストに近い状態で闘えていたとも明かした。
22年を「最後に統一王者になれたら最高の結果だった。
やりきったという気持ちと、振り返れば振り返るほど悔しい気持ちが交差している。
結果はついてこなかったけど、望んでいた試合までたどり着いた。
2023年につながる一年だった」と総括した。
23年の抱負を聞かれると「統一王者になりたいという気持ちはある。
ただ、望んでいる試合が毎試合組めるわけではない。
エストラダと闘える舞台にいけるような一年にしたい」と前日の統一戦をリングサイドで見守ったWBC王者のフアンフランシスコ・エストラダ(32)=メキシコ=との対戦を改めて熱望した。
実は勝っていればリング上にエストラダを呼び込み、対戦を要求することを計画していた。
試合前日に関係者からエストラダが視察に来ることを聞き「マジか」とモチベーションがさらに上がったという。
試合後に控室に来たエストラダと「次はリングの上で会おう」と約束した。
次戦は現実的にはWBOが勝者と180日以内に闘うことを指令していたWBO1位の中谷潤人(24)=M・T=の挑戦を受けることが有力だが、
井岡は「統一戦じゃなくても井岡と闘いたい」と話したエストラダとのビッグマッチが確約されるのならば、WBO王座を返上する可能性を「ゼロではない」とした。
井岡陣営はエストラダ陣営と試合前に接触し、好感触をつかんでいる。
第1選択肢は米国開催だが、エストラダ陣営は「メキシコ開催はどうだ」と提案してきたという。
日本開催を含めて今後も交渉を続けていく。
井岡は「エストラダとやるときは日本ではなくて米国で、少しでもマーケットの大きいところでやりたい。発信力が全然違う。
米国という大きい舞台でやりたい」と希望した。
「年3試合闘うのは年齢的にもきつい。年2試合が準備的にも良い」と話し、次戦は6月か7月が有力だ。
いつも通り約1カ月間は休養にあてる。「家族との時間を大切に過ごしたい」と妻の恵美さん、長男の磨永翔(まなと)くん(3)、昨年7月に生まれたばかりの次男の大空翔(たくと)くんとつかの間の休息を楽しみ、重要な一戦に向けて英気を養う。
プロ戦績は井岡が32戦29勝(15KO)2敗1分け、フランコが23戦18勝(8KO)1敗3分け1無効試合、エストラダが47戦44勝(28KO)3敗、中谷が24戦24勝(18KO)
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1/1(日) 15:49配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/30628f83319afd9c7f48bd30741b55bacb3f9e30