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W杯・グループB第2節 イラン、後半ATの2発でウェールズ撃破! ワールドカップで初の一発レッドカード退場、数的優位を活かす
【スタッツ・フォーメーション】ウェールズ対イラン
初戦のアメリカ代表戦を引き分けたウェールズと、イングランド代表に2-6で大敗して黒星スタートとなったイランが対戦した。ウェールズはエースのベイルやラムジーらが先発。対するイランはアズムンやタレミなど中心選手がスタートからピッチに立った。
立ち上がりから両チーム球際に厳しくいくインテンシティの高い攻防となった序盤、ウェールズは11分にファーストチャンス。ロバーツが右サイドから入れたセンタリングにムーアが足を伸ばして合わせる。しかし、これはGKホセイニのセーブに阻まれる。対するイランは15分、アズムンとのワンツーでゴール前に抜けたゴリザテがネットを揺らすも、わずかにオフサイドで先制とはならない。
ハーフタイムにかけては、ボールを保持したウェールズが相手陣内で攻撃を仕掛ける時間帯が続くが、イランも集中した守備を継続し、最終ラインで踏ん張り続ける。そのまま前半は0-0のまま折り返す。
迎えた後半、イランは序盤に速攻から決定機を演出。52分、スルーパスで一気にボックス右に抜け出したアズムンがそのまま右足を振る。しかし、このシュートは右ポストに直撃。さらにこの攻撃の流れから今度はボックス左手前のゴリザテが放った左足でのコントロールシュートを放つ。しかし、これも左のクロスバーに弾かれ、2度にわたって枠に嫌われる。
ここから攻勢に出たイランは、73分にもペナルティアーク付近からエザトラヒがゴール左を捉える鋭いシュートを放つ。しかし、GKヘネシーのビッグセーブを前に、ここもゴールを割ることができない。
終盤、イランは85分にタリミが最終ライン裏に抜け出すと、飛び出してきたGKヘネシーと激突。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、GKヘネシーには当初のイエローカード判定が覆り、今大会初のレッドカードが提示された。
その後、数的有利のイランが勝ち点3を積極的に狙うと、アディショナルタイムに劇的弾。ペナルティアーク手前のチェシュミが鋭いミドルシュートをゴール右に突き刺して先制した。
さらに追加タイム10分にはカウンターからゴール前に抜け出したデザイアが冷静にGKとの一対一を制して2点目。2-0で勝利したイランが今大会初勝利を手にしている。
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