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【高校野球】東北高校、丸刈り廃止などの改革で「復活」してしまうwww
春夏合わせ41度の名門を復活させたのは同校OBで元巨人の佐藤洋監督、60歳。8月に監督に就任。わずか2カ月で結果を出してみせた。
就任すると大きな改革を行った。
(1)自分のことは「監督」ではなく「ヒロシさん」と呼んでもらう
(2)怒らない
(3)丸刈り廃止
(4)練習中にBGMを流す
(5)練習着はユニホームでなくてもOK。暑い日はTシャツ、短パン
(6)攻撃開始前の円陣廃止
https://www.nikkansports.com/baseball/column/fukuda/news/202210160000042.html
「高校野球は大人たちのものじゃない。子どもたちのもの。野球人口が減っているし、『野球って楽しいんだよ』と。みんな子どものころに好きで野球を始めたのに、だんだん苦しくなって、野球が嫌いになっていく。
野球部ってどこか昔の軍隊式の慣例というのがあって、そんなものに一石を投じていきたいと思った。とにかく高校野球は大人が介入し過ぎ。
野球部出身の選手について聞くと、よく言われるのが『指示待ち人間が多い』と。野球は監督のサインで動くので、指示待ち人間を育てているのかもしれない。自分で考えてプレーする。そんな自立できる選手を育てたい。そして高校野球界を変えたい」
佐藤監督は巨人引退後は国学院大でコーチを務め、埼玉県で3つの野球教室を運営。子どもたちに野球を教え、普及活動に務めてきた。その経験の中から感じたことを母校の野球部を通して伝えたい。
「野球を子どもたちに返したい」、「高校野球を変えたい」、「野球界をもっと盛り上げたい」と就任を引き受けた。
準決勝の聖光学院戦ではこんな場面があった。
2-2で迎えた8回裏1死一塁。打順は主将の1番金子和志内野手(2年)。金子は8回表の守備で走者と接触。足を痛めていた。
打席に向かう金子を佐藤監督が呼び止めた。
監督 送っておくか?
金子 (沈黙)
監督 打ちたいの?
金子 はい。
監督 おまえが打ちたいなら打て!
金子はものの見事に左翼席へ勝ち越し2ラン。
「びっくりした。鳥肌が立った。子ども任せでいいのかと言われればそれまでですが、やっぱり子どもが主役。まさかホームランになるなんて。子どもたちの底力に驚きました」