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阪神・岡田新監督が就任会見、第一声は「最後はタイガースのためにユニホームを着る」
阪神の第35代監督に決まった岡田彰布新監督(64)が16日午後、大阪市内のホテルで藤原崇起オーナー(70)、百北幸司球団社長(61)も同席し、監督就任会見を行った。岡田監督は「スタンドから見ていて、何とかしたい気持ちはすごくあった。要請をもらって、年齢的に長くはできないけど、最後はタイガースのためにユニホームを着ようという気持ちになった」と第一声を発した。
阪神の指揮を執るのは04~08年以来で、来季は15年ぶりの阪神復帰となる。2005年にリーグ優勝に導いた手腕で、5年連続リーグワースト失策の拙守や得点力不足などの課題解消が期待される。
岡田監督は03年のリーグ制覇をもたらした故星野仙一氏の後を継ぎ、阪神監督に就任。豊富な知識とデータに基づく采配で、2004年から阪神の1軍監督を務め、ジェフ・ウィリアムス、藤川、久保田で勝利の方程式「JFK」を結成。今岡、金本、鳥谷らを育て、リーグ優勝を果たした。
在任5年間で通算393勝307敗18分けの成績を残し、4度のAクラス入りを果たした。08年は巨人に最大13ゲーム差をひっくり返されてのV逸の責任を取り、自らユニホームを脱いだ。オリックスでも監督を務めて10年から12年途中まで率いた。自ら導いた前回以来、18年ぶりのV奪回を託された。
◇岡田 彰布(おかだ・あきのぶ)1957年(昭32)11月25日生まれ、大阪府出身の64歳。北陽(現関大北陽)から早大を経て79年ドラフト1位で阪神入団。80年に新人王。85年には球団初の日本一に貢献した。94年オリックスに移籍し、95年に現役引退。通算成績は1639試合で247本塁打、836打点の打率.277。以降オリックス、阪神のコーチを経て、04年阪神監督就任。05年にリーグ優勝を果たした。08年に辞任。10~12年はオリックス監督。右投げ、右打ち。