阪神・近本　涙で言葉詰まらせ矢野監督への思い語る　「ドラフトの時からお世話になった」

　「セＣＳファイナルＳ・第３戦、ヤクルト６－３阪神」（１４日、神宮球場）

　３連敗でＣＳファイナルＳ敗退が決まった阪神。退任する矢野監督の初年度にドラフト１位で入団した近本は試合後、思いを語った。

　「最初の監督。ドラフトの時からお世話になっていたので…」

　前日のファイナルＳ第２戦では先制の右前適時打を放ったが、この日は４打数無安打。矢野阪神ラストゲームについて問われると、「いろんなメディアとかで矢野さんに対する記事とか（を見て）、出ている選手が打たないから負けるので。僕らが悪いので…そう思っていたんですけど…」と涙で言葉を詰まらせながら返答。「それでも最後『矢野！矢野！』っていう（スタンドからのコールを聞いて）、やっぱり見に来てくれる人がいる、そのファンの人に対して僕らはプレーするだけなので…。勝ちたいです」と来季の雪辱を誓った。