【阪神】矢野燿大監督「開き直りの精神」でCS第１S突破だ「下から追っかける方が向かっていける」

　今季限りで退任する阪神・矢野燿大監督（５３）が３日、鬼門突破から前例のない下克上を誓った。８日からのＣＳ第１ステージで挑む２位・ＤｅＮＡに今季９勝１６敗と９年ぶり負け越し。とくにハマスタでは球団最悪の１１敗を喫し、ワーストタイ８連敗中だ。

　「今年は相性がよくないし、だいぶやられている。でも、ある意味、全部なし（リセット）の状態で戦えるんで。下から追っかける方が向かっていける」

　シーズンは６８勝７１敗４分で借金３の勝率４割８分９厘。勝率５割未満でＣＳ進出（プレーオフ含む）した過去７チームは日本シリーズすら出場していないが、開き直りの精神で頂点を目指す。

　キーマンは佐藤輝だ。ハマスタでチームトップの打率３割１分１厘、自身のビジター球場別でも最多４本塁打。昨季は場外弾も放った大砲は「いいイメージで臨める」と自信を示し、矢野監督との最後の戦いに「（ドラフト１位４球団競合で）クジで引いてもらって、ずっと使ってもらった。笑って終われるように」と意気込んだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/434cb1abeca1f4246941890c8698d31df3cbefb0