あわせて読みたい
6年ぶり最下位確定 得点力不足、ビジターでの大幅負け越し…中日・立浪監督、課題クリアし来季雪辱へ
中日スポーツ
DeNA―中日 9回、厳しい表情で試合を見つめる立浪監督(中央)ら
◇29日 DeNA6-1中日(横浜)
中日は29日のDeNA戦(横浜)で1―6で敗れた。初回の1点のみで、DeNA投手陣に散発3安打に抑え込まれ、2回以降は二塁も踏めなかった。この敗戦で、立浪和義監督(53)の1年目シーズンの最下位が決まった。最下位は2016年以来。得点力不足、ビジターでの大幅負け越しなど、課題をなかなか解決できないまま沈んでしまった。クリアして、この屈辱は来季必ず晴らさなければならない。
◇
141試合目で立浪監督1年目のシーズン順位が確定した。最下位。チームとしては2016年以来6年ぶりの屈辱だ。「これはしっかりと受け止めて、また出直していくしかないのかなと思います」。試合後、会見室に現れた立浪監督は静かに厳しい現実をかみしめた。
DeNAの投手陣の前にわずか3安打。1回にビシエドの内野安打で先制するも得点はそこで打ち止め。先発が踏ん張れない瞬間に勝敗が決する。今季幾度となく繰り返されてきた光景が広がった。指揮官は「3安打では勝てないですね。途中で点差を広げられましたけど、それまでに追加点を取れなかったのがこういう結果になった」と険しい表情で振り返った。
強いドラゴンズを取り戻す―。そう誓った就任会見。その一丁目一番地は得点力の向上だった。今季は補強ではなく、レギュラー陣の底上げと若手を中心とした新戦力の組み合わせに懸けた。チーム打率はリーグワーストの2割3分7厘から同4位の2割4分5厘と、安打の数自体は増えたが、得点は昨季が143試合で405点、今季も141試合を終えたところで405点とほぼ横ばい。本塁打はバンテリンドームナゴヤが本拠地になった1997年以降、昨季の69が最少だが、今季は2試合を残して62本と、2年連続でワーストを更新しそうな状況だ。
それなら求められるのはチャンスでの一打。しかし得点圏打率は昨季の2割2分1厘から今季2割3分3厘とわずかに改善されたものの、リーグワーストの現実は変わらない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/66fbcdb8120061f068004eee9b3894897d73ff81
https://follow-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20220929-00010009-jnn-000-5-view.jpg?up=0