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「評価が低いと思ったことはない」日本サッカー協会・田嶋会長が語る森保監督への信頼 過去の代表監督交代劇との違いとは
一時期解任論が浮上した森保一監督(54)=長崎市出身=について、続投を支持する理由も説明。創立101年を迎えた日本協会の今後に向けた取り組みも語った。(聞き手・構成=末継智章)
-W杯開幕まで約2カ月。日本代表の現状は。
「W杯初出場の1998年から7大会すべてに関わっているが、今回ほど本気で勝つぞという意識で臨んでいるチームはない。
勝てる保証はないが、今までなら10回やって1回ぐらいしか勝てないスペインやドイツに、1、2回勝ち、2回ぐらい引き分けに持ち込めるかもと肌で感じる」
-森保監督は一時、一部ファンから解任を求める声もあった。
「僕は決して評価が低いと思ったことはない。しっかり勝ってきていることを評価しないと。2019年のアジア・カップは準優勝。
(監督を兼務した昨夏の)東京五輪でも1次リーグでフランスやメキシコ、南アフリカを倒した内容はすごく良かった」
-アジア最終予選の序盤では苦戦した。
「初戦のオマーン戦は東京五輪の約4週間後。命がけで五輪を戦った選手の多くがプレーし、反動がきた。監督は落ち込んでいたと思うが、変わらずチームを維持した。
Jリーグで3度も優勝した森保監督は日本人の中で一番実力があり、一貫した考えを貫ける。サポートすることがW杯への近道と理解した」
-森保監督は後に、オマーン戦後に進退を伺ったと話した。
「僕のところにも来た。『自分がだめなら代えてください、お任せします』と。でも代える気はまったくなかった。(18年のW杯前に監督を解任した)ハリルホジッチさんのときは監督とスタッフ、
選手たちの乖離(かいり)が外から見ても分かった。でも今回はそこ(の連携)がしっかりしている」
-10年のW杯直前も成績不振で岡田監督に批判が出たが続投させ、チームは16強入りした。
「当時は協会内部にも『岡田じゃダメだ』と言う人たちもいたが、チームがすごく固まったからあそこまで行けた。当時とすごく似ている」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/fc6630e812bc32e9f0c61410b2d330437992dc2f