【韓国教授】なぜ日本の謝罪は、韓国に届かないのか―朴 裕河『歴史と向き合う 日韓問題─対立から対話へ』

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【韓国教授】なぜ日本の謝罪は、韓国に届かないのか―朴 裕河『歴史と向き合う 日韓問題─対立から対話へ』

1: LingLing ★ 2022/09/01(木) 20:54:38.65 ID:CAP_USER
なぜ日本の謝罪は、韓国に届かないのか―朴 裕河『歴史と向き合う 日韓問題──対立から対話へ』

日韓の騒然のベストセラー『帝国の慰安婦』の著者、朴裕河(パクユハ)さんが今年7月、『歴史と向き合う 日韓問題――対立から対話へ』(毎日新聞出版)を刊行しました。なぜ日本と韓国は対立し続けるのか。どうすれば、日韓問題を対立から対話へと転換することができるのか。そのヒントが盛り込まれた本書の「はじめに」を特別公開します。

◆大事なのは相手を理解しようと思う気持ち

論文以外で日本向けの書籍を一から制作したのは、本書が初めてのことです。2011年の冬から翌年の夏にかけて、慰安婦をめぐる日本の考え方に対する批判的考察をネットに掲載し、のちに韓国向けの文を書き加えて一冊にまとめたことがあります。それが2013年に出版した『帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い』です。この本は、韓国の出版社(プリワイパリ)から先に刊行されました。なぜなら、何よりも韓国の人々に読んでほしいという気持ちが強かったからです。

今回、本書を日本語で書き、日本で先に出版することを決めたのは、その時と同じ気持ちからです。まずは、日本の読者に読んでほしいと思ったのです。

日韓両国の人々に読んでほしいと願った『帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い』は、慰安婦問題をめぐるそれまでの運動のあり方を問うた本です。2011年暮れにソウルの在韓日本大使館前に少女像が建って以降、日々悪化し始めていた日韓関係が加速することを防ぎたい気持ちで書いたのでした。幸い、日韓において「戦争犯罪」と捉えられてきた慰安婦問題は「帝国の罪」であるという私の主張は、多くの日本人に受け入れられたと感じています。

韓国で出版した直後は現地メディアに好意的に受け止められたものの、10カ月後には元慰安婦福祉施設から訴えられることになりました。本で批判した慰安婦運動団体は、訴える意思を持ちながら思いとどめたことをのちに知りました。それから10年弱、『帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い』は未だ法廷で争われている最中です。その間、日韓関係も悪化の一途をたどってきました。

本書は、2021年1月から12月にかけて毎日新聞デジタルで連載した「和解のために2021」を修正・補足して一冊にまとめたものです。慰安婦問題のほかに、数年前にもう一つの対立を生み出した元徴用工問題も取り上げています。さらに、慰安婦問題や元徴用工問題の根幹となっている、1910年の日韓併合や1965年の日韓協定についても考察しています。慰安婦問題や元徴用工問題が日韓併合や日韓協定と結びつくようになる1990年代から現在に至るまでの、ここ30年を振り返ってみました。

誇らしい歴史も悲惨な歴史も、同時代を生きた人々の思い――知性と感性――が作ります。そうであれば、その時代に寄り添いつつも、時間の流れとともに相対化して考えられるようになれば、歴史はようやく前へ一歩進むことができるでしょう。過去を記憶し学びながらも、歴史に溺れることなく過去と対話をするのは可能です。そのようなことができれば、日本や韓国という名のナショナルな歴史の「間(あいだ)」も見えてくるはずです。

2022年5月、韓国では新しい政権が誕生しました。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の対日姿勢はいくらかの希望を抱かせますが、そうであればこそ性急な「解決」の前に、まずは問題発生後のここ30年を振り返っておきたいものです。歴史そのものはもちろんのこと、日韓関係がこじれた原因や背景を知って初めて、対策を講じることができるはずだからです。慰安婦問題をめぐる束の間の接点だった「日韓合意」が頓挫したのは、両国の国民の多くが問題の本質や対立の背景について十分知る前に合意がなされたからだと私は考えます。

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