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巨人・坂本勇人、打撃に集中した方が他球団にとって“脅威”の声 コンバートはどうなる
巨人・坂本勇人のコンバートは今すべきか 打撃に集中した方が他球団にとって“脅威”の声〈dot.〉
6月に一軍に復帰した際には原監督から一塁手としての復帰を打診されたというが、坂本が遊撃にこだわったことで話は一時棚上げになっている。しかし今年の12月で34歳という年齢を考えればコンバートは現実的なプランではある。
「(坂本は)三塁転向が既定路線で、吉川を遊撃に回せばセンターラインも固まると思われていた。しかし吉川はケガなどでコンスタントに結果を残せていない。今年は二塁で頑張っており無理して動かせない部分もある。遊撃では2年目の中山礼都を主に起用しているが満足のいく出来ではない。しばらくは坂本を遊撃で使わざるを得ない」(巨人担当記者)
他の選手との兼ね合いもあり、そう簡単にいくものではないが、やはりコンバートで得られるメリットもある。
「坂本は広島・菊池涼介のような派手な守備ではないが、確実性は球界屈指でどこでも守れる。逆に言えば他に遊撃手を任せられる選手がいれば、すぐにもコンバートを実行できる。他のポジションに移って打撃に集中されるほうが他球団は脅威を感じる」(在京球団編成担当)
そして、仮に坂本がコンバートされれば、内野を守る岡本と中田の起用方法にも影響が出てくる。今季、主砲の岡本は調子を崩し6番降格の屈辱を味わった。対照的に中田は輝きを取り戻しつつあり、8月11日からは4番を任されている。若手が思い通り育ってこない状況の中で、今はどういった布陣がベストになるのか……。
「3人(坂本、岡本、中田)を同時に起用したければ中田を外野で起用すべき。一塁の守備同様に外野守備もうまく、チームに貢献してくれるはず。しばらく外野を守っていなかったので、感覚を取り戻すためにも早いうちから守らせるべき」(スポーツ新聞元パ・リーグ担当記者)
中田は日本ハム時代の2010年からの約5年間外野を守っている。高校時代には投手も務めた強肩を生かし2011、12年と2年連続でリーグ最多の補殺を記録。打球判断も悪くなく、一塁守備で見せるようにハンドリング能力も高い。
「岡本はグラブ捌きは良いので一塁も守れる。(将来的には)坂本と岡本を状況によって一塁と三塁で使い分ければ良い。同じ内野でも一塁はファーストミットの使い方1つ取っても難しい専門職。打力を生かしたいなら、守備で負担がかからないようにしておくことが重要。2人にも各ポジションを早めに経験させた方が良い」(巨人担当記者)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f779fd9a1ef0610f0203c68b189c38f4cf5fcf9?page=2