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【駐日韓国大使】慰安婦訴訟問題など「政治的解決を準備している」
韓国政府が韓日関係の最大の争点である歴史問題をめぐり、解決策づくりに苦心しているという意味と見られる。
カン大使は今月22日、読売新聞東京本社を訪問し、老川祥一・読売新聞グループ本社代表取締役らと面会した。
カン大使はこの場で、強制動員と「慰安婦」訴訟問題などについての文在寅(ムン・ジェイン)大統領の解決の「意思は確認できている」と述べた。
さらに「日本政府と対話できれば問題は解決できる」とし、「対話では日本政府の主張を傾聴する姿勢を取れる」と強調した。
日本政府は「慰安婦」など歴史問題について、韓国側に具体的な解決策の提示を求め、全く対話に乗り出していない。
また、多様な分野で非協力的な態度を取っている。例えば、茂木敏充外相はカン大使の着任から1カ月以上経ったにもかかわらず、意図的に面会を避けているという。
これに先立ち、同紙は「日本政府は慰安婦問題や元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟問題で、韓国側が受け入れ可能な解決策を示すまでは面会に応じない構えだ」と報じた。
カン大使は1月22日に日本に到着してから、新型コロナ防疫措置として2週間の隔離を経て、先月12日から大使としての活動を本格的に始めた。
韓国外交部はカン大使が準備を進めているという「政治的解決」について尋ねる取材陣の質問に対し、公式の反応は示さなかった。
ただし、外交部当局者は同日、記者団に対し「韓国政府は司法判断を尊重する中、被害者と話し合いながら、関連判決が外交関係に及ぼす影響について綿密に検討している」と述べた。
ハンギョレ新聞/2021-03-24 06:54
http://japan.hani.co.kr/arti/international/39507.html