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なぜ、酢豚にパイナップルが入ってるの?
👉甘味や酸味をもたらす具として、パイナップルや山査子、リンゴ、サクランボなどの果実も加えられることがある。
👉酢豚にパイナップルを考案したのは中国人。
日本でも酢豚にパイナップルが入っているが、これは日本人が考案したのではなく、もともと中国の料理に入っているものである。
昔から酢豚にはパイナップルが入っていて、中国では当たり前である。
地域によって差はあるがパイナップルは中国では一般的な食材で、中華料理店の冷蔵庫にはパイナップルがたくさん入っている。
本場中国でよく食べられるパイナップルが入った料理には、酢豚、炒飯、牛肉との炒め物、鶏肉土鍋、冷やし海老マヨ、胡麻団子、杏仁豆腐など数多くある。
しかし、パイナップル入り酢豚は好き嫌いが分かれるところ。
中華街でも酢豚にパイナップルの入っているお店と入っていないお店の両方がある。
広東料理や四川料理での違いはなく、パイナップルの有無はお店によって異なる。
酢豚にパイナップルが入っている起源は諸説あるが、清の時代にイギリス領だった香港やフランスの影響力が強かった上海でパイナップル入りの酢豚は誕生したといわれている。
中国に住んでいる欧米人を相手に、高級感のある料理を出そうと考えた。
そして選ばれたのが、当時は珍しくて高級食材だったパイナップルだった。
甘酸っぱいパイナップルは脂っこい酢豚をさっぱりさせ、食欲を増進してくれる。
♦因みに、英語圏では、酢豚をスウィート・アンド・サワー・ポーク (Sweet and Sour Pork) と呼ぶ。
肉以外の具を使わず、着色料で赤くしたものを指す場合も多い。
アメリカ合衆国やカナダなどでは、既製品のスウィート・アンド・サワー・ソース (Sweet and Sour Sauce) が市販されており、単に素揚げした豚肉にこれをかけて供するというスタイルもよく見られる。