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巨人・ウォーカー「独立リーグ時代はバイト三昧。引退も視野に入れていた」
【巨人】ウォーカー バイト経験あり 引退考えたことも…失わなかった情熱でジャパニーズドリーム
メジャーを夢見て練習を重ねてきたが、昇格はかなわず独立リーグも経験。常に上を目指すハングリー精神がウォーカーの最大の強みでもある。しかし、一度は引退を考えたという。
「独立リーグ1年目の2019年。最初の1か月間、人生で初めて打率2割を切っていたんだ。その時に、今シーズンやってみてやめようかなという気持ちも何回か出ました。環境もそうだし、家族と離れることもあったので、いろいろ考えたこともある。でも、終わってみればけがもなく元気な状態でシーズンを終えたし、数字もいい成績を残したので(現役を続けた)」
日本人にはなじみの薄い米独立リーグでは、どのような生活を送っていたのか。
「アメリカのマイナーリーグの環境と似てると思うんだけど、一番印象に残っている、記憶に残っているのはやっぱり移動の大変さ。最初は16時間くらいのバス移動だったよ。5、6時間のバス移動は普通だね。独立リーグには3年間いたんだけど、お客さんはすごく来場してくれて応援もしてくれた。野球は野球。いい試合もたくさんあったし、楽しめました」
大変なのは環境だけではない。給与も決して十分ではなく、アルバイトもしながらの生活だった。
「ドライバーもやったことあるし、ある時には革(製品)を作る工場でお財布とかベルトを作ったりもしたよ。子どもに対してコーチング、(野球を)教えたこともある。自分の夢を追うために稼がなければいけなかったので、そういう仕事をいくつかしたことがあります」
米国では数々のチームを渡り歩いてきた苦労人。たどり着いた巨人でジャパニーズドリームをつかもうと奮闘している。原監督の野球観に触れて何を感じたのか。
「非常に素晴らしい指導者。シーズン中はうまくいかないときもあるんですけど、いい方向、正しい方向に引っ張ってくれている素晴らしい指導者だと思います」