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「説得力のある防御」ブラジル戦の日本の守備を各国メディアは軒並み高評価! W杯対戦国はどう報じたのか?
リオデジャネイロの日刊紙『LANCE!』は「ブラジルは試合開始ですぐに日本を窒息させ、2分が過ぎるまでにほとんどゴールという場面を創った」「日本はプレッシャーに慣れようとしたが、国立競技場での彼らはすぐにアウェーチームに支配された」「後半、日本は持ち味を出すことなく、アリソンが守るブラジルゴールに対して脅威を与えることはほとんどなかった」と、ホームチームに対する記述はネガティブなもので占められている。
サンパウロの日刊紙『CORREIO』は、「(4日前に対戦した)韓国のチームとは異なり、日本人はブラジルにあまりスペースを与えなかった」が、それでもブラジルが幾つかの危険なシュートを放って「権田に良いセーブを強いた」と報道。攻撃では「ヨーロッパリーグの王者フランクフルトのスターである鎌田大地が入ったことで、日本はボールをさらに保持し、58分には、この試合で最高の瞬間を過ごした」と、数少ないチャンスに言及した。
他の海外の報道では、スペインのスポーツ紙『MARCA』は「ブラジルと戦闘的な『青いサムライ』の出会い」と試合を表現し、「日本のイレブンはより良く組織化されると、南野拓実と伊東純也による攻撃の機動性により、危険を生み出し始めた」とポジティブな記述。「失点後、残り5分でPKを主張したが、実現に失敗」したものの、「森保一監督により鍛錬されたチームは、競争力の面で成長を見せた」と高評価を下した。
『AS』紙もカタールでは母国代表チームがグループリーグで対戦する日本に対してポジティブな記述が多く、「日本は秩序があり、ファウルでブラジルの前進を止めることも躊躇しなかった」「強力な防御力を持つ日本人は1時間以上持ち堪えたが、ペナルティが全てを変えた」と綴っている。
同じく、日本とカタールで対峙するドイツのサッカー専門誌『KICKER』は「サムライブルーはセレソンを長い間阻止したが、ネイマールのPKで試合は決着」として守備の奮闘を評価。権田についても「ブラジルの攻撃に対して、たびたび優れたプレーを披露」と賛辞が贈られたが、攻撃では「日本は最後の15分でギアを上げたが、遠藤のヘディングシュートを除けば、相手にとってはさほど脅威にはならず」「日本は一見の価値があったが、大きな危険を発することはなかった」と厳しかった。
その他の国では、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は「南米の試合に抵抗できる、日本の説得力のある防御」「日本の守備は、常にチッチ監督の選手たちの侵入を封じ込める準備ができており、ブラジルの技術的・戦術的な優位性はゴールに結びつかなかった」と守備面を評価。ベルギーのサッカー専門メディア『WALFOOT』は試合のレポートで「三笘と伊東の日本が、ネイマールのゴールで敗北」と、自国リーグでプレーする選手の名前を用いた。
アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』は、ブラジルの幾つかのチャンスを権田が好守で封じたことを伝えるとともに、相手のキャプテンであるマルキーニョスの「今日、我々は日本に自信を与えてしまうような、幾つかのミスを犯した」という反省コメントを紹介している。
最後に、ブラジルの宿敵であるアルゼンチンの日刊紙『Ole』も、日本戦に言及したものの、試合そのものより、試合後にネイマールがSNSでアルゼンチンをからかう投稿をしたことにより注目。先日のフィナリッシマの後でのアルゼンチン代表選手によるブラジルをからかうチャントで生じた“因縁”の火はますます大きくなってきているようだ。
全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/858a9729208deb222791b18164c6e2def40dd2fe