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【韓国】文在寅政権で加速した韓国の共産化、新大統領の双肩にかかる重すぎる後始末
しかし!!この国で問題なのはいつも国民である。
保守、右派、親日を自称する韓国人をたくさん知っているが、ほとんどはやはり韓国人だなと思わされることが多い。
文在寅政権がいい仕事をしたと感じるワケ(皮肉)
「<ファクト>この先5年間、この国に起きるすべての悪い事はすべて過去の政府のせいだ」
こんなネットの書き込みを見た。
確かにもっともな意見である。筆者も、文政府が5年間で10年分くらいの仕事をしたと思っている。大韓民国は、この5年で10年分共産化が進んだということである。
もし今回の選挙で、文在寅の後を引き継ぐ李在明候補が大統領になったとしたら、この国は滅びると、うちの息子でさえも本気で思っていた。それを5年で引き戻すには、どれほどの労力が必要だろうか。
他にも、「新しい大統領は韓日友好のために努力してください。お願いします」という書き込みもたくさん見た。
非常に違和感を持った。いや、違和感というよりも憤りに近い感情である。誰もかれもが他人任せ。誰かが上手にやってくれれば良い。自分は早く日本に遊びに行きたいだけなのだろう。
就任式に出席した林芳正外相は「日韓関係の改善は待ったなし」と伝えたそうだ。そして韓国側の次期外相候補と「認識一致」したそうだ。
ちょっと待ってくれ。一致したのは「待ったなし」というほど緊迫した現状認識のようだが、そうなった原因はどこにあるのか、その外務大臣と候補は議論したのだろうか……。これ以上はやめておこう。
筆者が解説するならば、その「待ったなし」の主語は「韓国人国民一人一人の意識改革」であるべきだろう。反日左翼の民衆が騒ぐのはまだ目をつぶるが、自由だ、民主主義だ、我こそは愛国者だと言っている保守層の考えがこの程度の国家とは対等には、付き合えない。
論理的に説明すれば中学生でも理解できる話だと思うのだが、韓国人には無理な話なのだろうか。
日韓友好に必要な本当のこと
日本政府も状況が「待ったなし」だからといって、そして韓国経済が危ないからと言って、間違っても日韓スワップ再開などという愚かなことはしないでほしい。
日韓スワップ協定は2015年に韓国側の意向により、終了している。その終了の仕方も「日本側が頼まないのならば、韓国は必要ない」という話だった。韓国政府の虚勢だったのだろうが、もしかしたら本気でそう考えていたのかは、筆者の知るところではない。
日本側の立場としては、2020年に当時の麻生太郎財務大臣の発言を引用しておく。
「(2020年から)6~7年前に(スワップを終了して)本当にいいのかと聞いたら、韓国は『借りてくださいと(日本が)言うなら、借りることもやぶさかではない』と答えた。頭を下げて『借りてほしい』などという話は聞いたことがない」
こういうことなのだ。
筆者に言わせるならば、日本側には何が「待ったなし」なのか、説明してほしいし、韓国側には今までの発言に対しての責任を果たしてほしい。日韓関係が悪いのは関係の問題なのではなく、お互いの国内問題なのである。
本当の意味での日韓友好には、保守派の右派も左派も反日派も必要ない。韓国に必要なのは責任感のあるリアリストだけである。
(立花 志音:在韓ライター)