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阪神・矢野監督、巻き返しになりふり構わず!? 新庄ビッグボスの〝流儀〟を大胆採用
東スポWeb
佐藤輝(右)からトンボを〝強奪〟した矢野監督(東スポWeb)
浮上につながるのなら他球団の流儀も積極採用!? ぶっちぎりの最下位から巻き返しを期す阪神で、矢野燿大監督(53)がまたしても自分に〝変革〟を施した。前日26日は選手に直接指導を行ったが、27日は〝裏方役〟を買って出た。
中日戦(甲子園)前の練習で、内野ノックを終えたナインが、グラウンド整備をやろうとすると、すかさず現場に急行。ナインを制し、打撃練習へと急ぐように促した。三塁でのノックを受けた佐藤輝も整備のためにトンボを手にしようとしたところ、指揮官が登場してトンボを〝強奪〟。フリー打撃中はひたすらグラウンドをならし続けた。
矢野監督からすれば、選手の練習時間を一分一秒でも増やしてもらいたい…とのことなのだろうが、これは日本ハムの新庄ビッグボスが「選手がノックを受けた後は選手にはグラウンド整備をさせないでくれと。僕たちがやればいい」と、今春のキャンプから取り入れている流儀だ。以降、日本ハムでは練習中のグラウンド整備は選手ではなく、監督以下首脳陣や裏方スタッフの仕事に定着した。もっとも、この流儀は新庄監督の現役(阪神)時代、当時の島野育夫外野守備コーチが行っていたものでもある。
その効果もあったのか、その後の試合は3―1で勝利。試合後の矢野監督は「キレイな点の取り方ではなかったですけど、逆にこういう点の取り方が今まで少なかった。ある意味ではいい攻撃」とニンマリだった。今後も聖地の整備には、力が入りそうな今季2度目の連勝劇となった。
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