あわせて読みたい
阪神・矢野監督、万策尽きる 悔しさをにじませて雨空を眺める「最後のひと押しが出ないというか打線のつながりが見えない」
3番・佐藤輝も機能せず
(セ・リーグ、DeNA7-5阪神=六回途中降雨コールド、5回戦、DeNA4勝1敗、21日、横浜)
笛吹けど、踊らず…。
これまで2番を務めていた佐藤輝が、今季初めて3番に入った。
ところが、佐藤輝、大山、糸井のクリーンアップが計8打数無安打。
阪神・矢野監督は悔しさをにじませて雨空を眺めた。
「打順を変えたりしているんやけど、なかなかうまくいかんね」
すべてが機能しなかったわけではない。2番で今季初スタメンの熊谷は一回に右前に運び、チャンスメーク。
三回は無死一、三塁で先制の犠飛を放った。「7番・三塁」に入れた山本は2安打。
近本は4試合ぶりにHランプを灯し、伏兵は伏兵なりの活躍はしたが、今度は主軸が天を仰いでばかりだった。
「きょうはダン(小野寺)の本塁打があったけど、なかなか一本、最後の点をとるところから出ないというか打線のつながりが見えない」
5得点は4月3日の巨人戦(東京ドーム)以来14試合ぶり。
だが、降りしきる雨でマウンドもぬかるんで相手投手もストライクを取るのに苦しんでいただけに、クリーンアップに好機で一本出ていれば、相手の7得点を上回ることはできたかもしれない。
矢野監督は「みんな必死でやっている。でも、(打線の)中心で出ているやつらが引っ張っていくのが一番大事なこと。スタメンで出続けるのは、ある程度、責任があるので。引っ張ってもらわないと困るかなと思う」とお手上げ。
借金は今季ワーストの16。万策は尽きた。
低迷打破へ、佐藤輝らに、さらなる奮起を求めるしかない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/008eedc53c0992d120e5a0dce81dc2f986097744