連勝の阪神“新・勝利の方程式”完成か　アルカンタラー湯浅ー岩崎で無失点リレー

◇プロ野球セ・リーグ 阪神2ー1巨人(16日、甲子園球場)

今シーズンの阪神は出足からつまづきました。守護神候補として期待された新外国人ケラー投手が開幕戦で抑えに失敗、その後の登板でも不安定な投球を見せ2軍降格となりました。

想定していた“勝利の方程式”が崩れ、新たなパターンを模索していた阪神。この日の試合では、アルカンタラ投手、湯浅京己投手、岩崎優投手のリレーで1点のリードを守り切りました。

7回に登板したのは150キロ超えのストレートが持ち味のアルカンタラ投手。フォアボールを出すものの、ダブルプレーに打ち取り三人で抑えます。

8回に登板した湯浅投手もノーアウト2塁のピンチを作るも、坂本勇人選手、ポランコ選手を連続三振。4番・岡本和真選手もセンターフライに打ち取り得点を許しません。

9回には、本来セットアッパーとして7回、8回に登板する岩崎投手がマウンドへ。先頭打者にヒットを許すものの、冷静さが持ち味の岩崎投手らしく後続にヒットを許さず無失点に抑えました。阪神はこれで今季3勝目、今季初の連勝となりました。

3投手の無失点リレーについて、ファンは「この勝利の方程式で勝てたことはほんと大きい」、「理想的」、「頼もしかった」とSNSで称賛のコメントを寄せました。